代表からのあいさつ
みえ次世代育成応援ネットワークでは、これまで三重県等と連携して、地域社会全体で子どもの育ちや子育て家庭を応援する取組を進めてきました。
地域コミュニティの力が弱まり、子育て世帯の孤立が懸念される現代社会にあっては、こうした活動の必要性、地域社会から寄せられる期待はより高まっているのではないでしょうか。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大は、企業やNPO団体の活動のみならず、子どもや子育て家庭にも大きな影響を与え、多くの課題が顕在化しました。虐待リスクの高まりや学習の遅れと学習時間の確保、子どもの食の問題などです。
一方で、負の影響ばかりでなく企業ではオンライン会議、テレワークが推奨され、これまで一部の企業でしか行われていなかった働き方が広がりつつあります。また、学校では大学を中心にオンライン授業が行われるようになり、子育て家庭では子どもと保護者が長い時間を過ごすことになって、絆を深めた家族もありました。
今後続いていくであろうWithコロナの時代において、次世代のエンパワメントとしてのSDGs(働き方改革、子どもの貧困対策、次世代の教育振興など)の推進が一層求められます。
みえ次世代育成応援ネットワークは1500を超える会員の皆様のご参画で成り立つネットワークであり、これは三重の宝だと思います。
会員の皆様がともに活動し、積極的な情報の発信と共有により、さらにネットワークの活動が活発化し、より良い地域社会の形成に貢献できると考えます。
今後も、関係機関等と連携しながら、会員の皆様とともにネットワークの輪を広げ、持続的な活動を通して、全ての子どもが豊かに育つことのできる三重の実現をめざしていきたいと思います。
令和2年4月1日
みえ次世代育成応援ネットワーク
代表 種橋 潤治
(三重県商工会議所連合会会長)
(株式会社三重銀行代表取締役会長)