現在位置:
  1. トップページ >
  2. 観光・産業・しごと >
  3. 農業 >
  4. 農産園芸 >
  5.  >
  6. 技術情報 >
  7.  乗用茶園管理機に適した畦の長さ
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  農林水産部  >
  3. 中央農業改良普及センター  >
  4.  専門技術室(茶普及課) 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成21年02月10日

効率的な利用のために

乗用茶園管理機に適した畦の長さ

(1)畦の長さの検討

(ア)可搬摘採機では、摘採した茶葉が入った茶袋を、茶工場に輸送するトラックまで運ぶ必要がありました。この場合、畦の途中で茶袋がいっぱいにならない畦長(25メートル程度)が適しています。

(イ)しかし、乗用摘採機は、可搬摘採機と異なり袋搬出の必要がありません。さらに、乗用摘採機の場合、収容量が増えます。そのため、茶園の収量、乗用摘採機の収容量にもよりますが、より長い畦(50メートル程度)にする事ができます。

(ウ)長い畦は、下図のとおり旋回数が減るので作業能率が向上し、また、枕地の減歩が少なくて済みます。

畦長が短い場合
畦長が短い場合
畦長が長い場合
畦長が長い場合

(2)畦方向の変更

ほ場が長方形で、畦方向が短辺方向の場合、暫定的ですが、中切更新時に畦方向を変更することもできます。まず、方向を変更する方へ乗用茶園管理機で踏み倒し、畦間に直角の新しい畦間を作ります。新しい畦間に茶株がある場合、生育が旺盛な夏場などは、すぐに茶株が復活してきます。そのため、小型のバックホウや、サブソイラー方式の乗用深耕機を用いて茶株を取り除きます。

せん枝の深さや、その後の気象にもよりますが、中切り後、来年度の一番茶は50%、再来年度の一番茶は80%の収量になるようです。(平成11年 四日市鈴鹿地域農業改良普及センター調べ)

変更前
変更前
矢印 中切り、踏み倒し、抜根
中切り、踏み倒し、抜根
矢印 変更後
変更後

(3)畦方向の変更事例

乗用中切機による茶園踏み倒し風景
乗用中切機による
茶園踏み倒し風景
矢印 平成10年5月の様子
平成10年5月の様子
矢印 平成10年6月上旬の様子
平成10年6月上旬の様子
矢印 平成10年7月下旬の様子
平成10年7月下旬の様子
矢印 平成11年3月の様子
平成11年3月の様子
矢印 平成11年5月一番茶摘採
平成11年5月一番茶摘採

<<戻る  次へ>>

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 専門技術室(茶普及課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6707 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000052627