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茶樹の植栽

  • 茶苗の植栽にあたっては単条(1条)植えと複条(2条)植えの方法がありますが、複条植えの場合は場合は千鳥植えが一般的です。
  • 植え付け後は十分潅水し、雑草対策及び乾燥防止の為敷わらを株元に施したり、ポリマルチ資材でマルチを行い、雨が少なければ適宜灌水します。
  • 最近はペーパーポット苗の技術が確立しつつあり、ポリマルチとの併用で初期生育促進に効果を上げている事例もあります。
ポリマルチをした複条ちどり植えの状況(間作にソルゴー)
ポリマルチをした複条ちどり植えの状況
(間作にソルゴー)
  • ほ場の傾斜方向と角度を考慮して、畦方向を決定します。
  • 畦の長さは、どれだけ長く取れるかになります。作業道の設置も考慮に入れます。
  • 畦の幅は、導入している乗用茶園管理機の幅にあわせて決定します。植え方によって、用意する苗の本数を決定します。
苗の植え方
苗の植え方
栽培方法 畦幅
(センチメートル)
株間
(センチメートル)
条間
(センチメートル)
10アール当たり
栽植本数
備考
複条千鳥植え 180 80 50 1,389 枝条構成や株張りの早期確保を考慮すると複条千鳥上が望ましい。
180 60 50 1,852
180 50 50 2,222
180 40 50 2,780
単条植え 180 50   1,111
180 40   1,389
180 30   1,852

茶園の改・新植時における留意点

  • 工事に先立ち、雨水ができるだけ早く流去するように排水路をつけます。
  • 良質な耕土を確保するよう表土扱いに注意します。
  • 土壌の移動、耕起はできるだけ土壌が乾いた状態で行います。
  • 暗渠は、早めに秋~冬期の土が乾燥している時に掘り、掘り出した土が風化してから埋め戻します。
  • 表土の耕起は、バックホウで深さ1メートル位を、できるだけ丁寧に混層耕起します。
  • 植え溝も雨の少ない冬期に(定植40日以上前)掘り、風化を促進させておきます。

幼木園の土作り

  • 株元近くの表層土は、定植の際踏み固められているので、定植後活着を確認してから、まだ根が伸びてこない5月頃に耕起します。
  • 表層に出ている土は、やせた土も多いので堆肥または粗大有機物の投入と合わせて回数多く深耕し(うね間の広い幼木時、特に定植から3年目まで)、土壌の風化促進と土づくりを行い、通気性を良くし、根を深く広く張らせるようにします。
  • 土壌が比較的粘質、圧密である場合は、定植当年の秋~冬に小型バックホウでうね間を深さ60センチメートルくらいに混層耕を行います。
  • 幼木園は、裸地の部分が多いので、干ばつ、土壌流亡、雑草の発生を防止するため、敷草(5~10センチメートルに切断したものを施すと、その後の管理が楽です)などでマルチをします。
参考資料<傾斜地茶園の基盤整備>
参考資料<テラス式茶園の防霜ファン設置に要する経費>

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本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 専門技術室(茶普及課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6707 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

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