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肉牛

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 通常、和牛肥育で用いられる飼料はビタミンA含量が低いため、多くの肥育牛の血中ビタミンA濃度も低くなりがちです。このため、極端に暑い夏を迎えた場合には、ヒートストレスのため採食量が減少し、さらに血中ビタミンA濃度が下がる、といった悪循環に陥り、最後には血中ビタミンA濃度が維持量を下回り、死亡事故を起こすケースが散見されます。
 対策としては、飼料にビタミンAを添加する事が有効で、添加量については試験の結果から推測すると、給与飼料1キログラム当たり250IUとなります。例えば6キログラムの飼料を給与するとして、1,500IU程度に相当するものを市販飼料又はチモシー、ルーサン等の乾草類より給与すれば良く、その給与量は、次のとおりとなります。
 また、ビタミンA欠乏により食欲の低下や披毛に粗さがみられたり、目の色が変わってきた元気のない牛に対してはビタミンA剤10万IU相当を経口投与することで対応できます。経口投与は針をはずしたプラスチックの注射器で与えるか、一頭飼いの場合は、エサにふりかけて添加する方法もあります。(もしビタミンA剤10万IUを経口投与して2、3日たっても飼料の摂取量が戻らない場合は病気の可能性も考えられるので獣医師の診療を受けることをおすすめします。)

ビタミンA1500IUを給与するための追加飼料とその量

餌の種類 給与量
チモシー乾草
(天日乾燥)
200グラム
ルーサン乾草
(天日乾燥)
100グラム
ルーサン乾草
(火力乾燥)
25グラム

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 専門技術室(畜産普及課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6705 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

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