現在位置:
  1. トップページ >
  2. スポーツ・教育・文化 >
  3. 文化施設 >
  4. 埋蔵文化財センター >
  5. 催し物 >
  6. イベント >
  7.  【なんでも実験考古学】「ミニ三角縁神獣鏡をつくる」を実施しました。
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  教育委員会事務局  >
  3. 埋蔵文化財センター  >
  4.  活用支援課 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
令和05年01月17日

【なんでも実験考古学】「ミニ三角縁神獣鏡をつくる」を実施しました。

 12月4日(日)、11日(日)の二日間、小学生から70代の方まで、21名の方に
参加していただき、第3回なんでも実験考古学「ミニ三角縁神獣鏡をつくる」を実施しました。実際の三角縁神獣鏡は直径20cm以上の大きさですが、今回はその40%程(直径9cm)の鏡を作成しました。
 制作初日の4日は、三角縁神獣鏡についての講義を行った後、粘土で文様側の型を作成しました。会場内には県内で出土した鏡のレプリカも展示し、参加者に三角縁神獣鏡についての知識やイメージを持っていただいてから作業に入ったこともあり、全員無事に型を作成することができました。
 制作2日めの11日は、最初に鏡面側の型をつくり、4日に作成した型と併せて鋳型を作成しました。その後、屋外で七輪に火をおこし、金属を溶かして型に注ぎ込む鋳造を行いました。鋳型から外した鏡についている「バリ」を、のこぎりやニッパーで切り落とした後、屋内に移動し、サンドペーパーや研磨剤を使用して鏡面等を磨き、最後は鏡の中央にある「鈕(ちゅう)」に紐を通して完成しました。
 鋳型が狭かったために十分に金属が回りきらず、鏡の形にならなかった人もいましたが、ほとんどの方がミニ三角縁神獣鏡の作成に成功しました。参加者からは、貴重な体験ができてとても楽しかった、鏡の出来栄えに満足した等の声をいただきました。


講義の様子。会場中央には三角縁神獣鏡等のレプリカを展示しました。


文様面の型制作の様子


鏡面型制作の様子。文様側の型と併せ、金属を流し込む湯口を広げているところ。


屋外での鋳造風景

鋳型から取り出したところ。この後「バリ」をとっていく。


サンドペーパーで磨いた後、研磨剤でさらに磨いていく。


完成したミニ三角縁神獣鏡。このあと「鈕(ちゅう)」に紐を通していく。

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 活用支援課 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-7034 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000270344