調査の結果
健康状態調査
(1)裸眼視力(図3、統計表)
学校種別の推移を見ると、裸眼視力1.0未満の者の割合は年齢が上がる幼稚園、小学校、中学校の順に高くなると同時に、裸眼視力0.3未満の者の割合も高くなっています。
三重県と全国を比較すると、幼稚園、小学校、中学校において三重県が全国よりも低くなっています。
※三重県の高校の裸眼視力1.0未満の者の割合は標本サイズが小さい等のため統計数値を公表していません。
(2)鼻・副鼻腔疾患(図4、統計表)
鼻・副鼻腔疾患(蓄のう症、アレルギー性鼻炎等)の者の割合は、5歳、17歳をのぞいた年齢で10%を超えています。その割合が最も高いのは6歳で20.8%となっています。
三重県と全国を比較すると、5歳、7歳、11歳、17歳をのぞき三重県が全国よりも高くなっています。
※三重県の13歳、16歳の鼻・副鼻腔疾患の者の割合は標本サイズが小さい等のため統計数値を公表していません。
(3)むし歯(う歯)(図5-1、図5-2、統計表)
むし歯(う歯)の者の割合(処置完了者を含む。)は、5歳から8歳までは年齢とともに上昇し、9歳から13歳までは低下しています。その後、14歳以降は上昇しています。
その割合が最も高いのは17歳で71.0%、次いで8歳で68.9%となっています。また、最も低いのは13歳で49.5%、次いで5歳で49.7%となっています。
三重県と全国を比較すると、昨年同様すべての年齢で三重県が全国よりも高くなっています。
むし歯(う歯)の者の割合は、幼稚園49.7%、小学校62.4%、中学校53.4%、高等学校67.5%となっており、すべての学校で、近年減少傾向にあります。
(4)アトピー性皮膚炎(図6、統計表)
アトピー性皮膚炎の者の割合は、14歳以下では2.5%を上回っており高め、15歳以上では1.5%を下回っており低めとなっています。
その割合が最も高いのは8歳で3.4%、最も低いのは16歳で1.0%となっています。
三重県と全国を比較すると、5歳、8歳、12歳~14歳で三重県が全国よりも高くなっています。
(5)心電図異常:6歳、12歳及び15歳時のみ(統計表)
心電図異常の割合は、6歳で3.0%、12歳で3.6%、15歳で6.0%となっており、年齢が上がるにつれ、心電図異常の割合が高くなる傾向にあります。
(6)寄生虫卵保有者:5歳から8歳時のみ(統計表)
寄生虫卵保有者の割合は、5歳、6歳で該当者なしとなっており、7歳、8歳で0.0%(少数第二位を四捨五入)となっています。
(7)ぜん息 (図7-1、図7-2、統計表)
ぜん息の者の割合は6歳から10歳までが3%を越えており、その割合が最も高いのは7歳で4.6%となっており、最も低いのは17歳で0.9%となっています。
三重県と全国を比較すると、7歳をのぞいて三重県が全国よりも低くなっています。
学校種別の推移をみると、小学校をのぞいて前年度より増加しています。全体的に増加傾向にあり、特に小学校で近年高く推移しています。
統計表
年齢別疾患被患率 (189KB)