令和07年09月15日
令和7年全国地域安全運動について

「全国地域安全運動」は、防犯協会を始めとする地域安全に資する関係機関・団体及び警察が、期間を定め、地域安全活動を更に強化するとともに、その相互の連携を一層緊密にすることにより、地域安全活動の効果を最大限に上げて一層の浸透と定着を図り、もって安心して暮らせる地域社会の実現を図ることを目的としています。
運動の期間
令和7年10月11日(土曜)から10月20日(月曜)までの10日間
運動の重点
- 特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止
- 子どもと女性の犯罪被害防止
各種防犯対策
特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止
特殊詐欺等の被害の状況
特殊詐欺の被害は、過去最悪となった昨年を大きく上回るペースで推移しており、極めて深刻な問題となっています。SNS型投資・ロマンス詐欺の被害についても依然多く発生しています。- 令和6年中 特殊詐欺被害 件数:367件(前年比+93件)、被害額:約12億0,000万円(前年比+約4億9,240万円)
- 令和6年中 SNS型投資・ロマンス詐欺被害 件数:299件(前年比+180件)、被害額:約26億6,960万円(前年比+約15億990万円)
- 令和7年1月~6月 特殊詐欺被害 件数:244件(前年同期比+106件)、被害額:約7億5,550万円(前年同期比+約5億1,620万円)
- 令和7年1月~6月 SNS型投資・ロマンス詐欺被害 件数:150件(前年同期比-20件)、被害額:約14億5,850万円(前年同期比-約1億6,180万円)
被害に遭わないために
だましの手口は、日々巧妙化しています。高齢者だけでなく、全ての年齢層に被害が広がっています。まずは、犯人からの電話を受けない対策をとりましょう。
最近では、
- 警察官のフリをしてだまそうとする手口(ニセ警察詐欺)
- 「+」で始まる国際電話番号を悪用する手口
「直接会ったことのない人からのお金に関する話」は、詐欺を疑いましょう。
少しでも「おかしいな。」と感じたら、必ず警察や家族等に相談してください。
固定電話の被害防止対策
●固定電話への海外からの着信については、「国際電話不取扱受付センター」に申込みをすれば、無償で休止できます。手続きが難しいと感じる方は最寄りの警察署で申し込むこともできます。
普段、海外と電話する用がない方は、被害防止のため、必ずお申し込みください。
【国際電話取り扱い受付センター】
電話:0120-210-364
オペレーター案内 平日9時から17時
自動音声案内 平日・土日祝24時間
【 WEBからの申し込み 】
https://www.kokusai-teishi.com
●家にいる間も留守番電話に設定しましょう。
留守番電話機能がない場合は、警告メッセージと通話録音機能のついた「自動通話録音警告機」の取付けをご検討ください。
三重県警察では、機器の無料貸出しを行っていますので、貸出しをご希望の方は、最寄りの警察署までご連絡ください。
※詳しくは、「 警察庁・SOS47サイト「 みんなでとめよう!!国際電話詐欺 」ページをご覧ください。https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/international-phone/
【#みんとめ啓発用チラシ】

【国際電話番号による詐欺電話警察用チラシ】

携帯電話の被害防止対策
詐欺電話が、携帯電話にかかってくるケースが増加しています。国際電話番号や知らない番号からの電話に出ないため
- 非通知からの着信拒否設定をする
- 電話帳に登録している番号以外の着信拒否設定をする
- 留守番電話機能を使用し、相手が誰であるか確認してから電話をかけ直す
- 迷惑電話・メール対策アプリをダウンロードする(月額利用料が必要です)
また、三重県警察ではトレンドマイクロ社と連携し、令和7年12月31日までの間詐欺電話やネット詐欺から守る防犯アプリ「詐欺バスター」の90日間無料のクーポンを配布しています。

急増する詐欺!スマホに潜む脅威にアプリで対策を!
アプリ:「 トレンドマイクロ詐欺バスター 」
https://go.trendmicro.com/jp/forHome/mktcp/tmc/miepolice/
子どもと女性の犯罪被害防止
一人一人ができる範囲で、子どもたちや地域に目を向けて見守り活動をしていただくことで、犯罪や事故が起きにくい環境を作ることができます。
例えば、
- 買い物や犬の散歩、ジョギングなどをしながら、
- 日中お仕事をされている方は、配達や店番、店先の掃除などをしながら、登下校中の子どもや女性の見守り活動を行うことができます。
無理のない範囲で、ご自身のライフスタイルに合った、「ながら見守り」をお願いします。
身近で発生する侵入盗、乗り物盗、万引きなどの被害防止
侵入盗、乗り物盗の多くが、鍵の掛かっていない「無施錠」での被害となっています。確実な施錠は基本的な防犯対策です。さらに、防犯カメラやセンサーライトなどの防犯装置を設置するなど、防犯対策を充実させましょう。見慣れない人や車、不審者や不審車両を見かけたら警察に通報してください。
また、万引きは、犯罪です。精算前の商品をポケットやバッグに隠した場合、店内であっても「窃盗罪」になります。絶対にやめましょう。
泥棒などの犯罪者は、人目につくことを嫌います。日頃から、声掛け、挨拶などを通じて、地域の目で「犯罪の起きにくいまち」をつくりましょう。