令和07年11月01日
子どもの性被害撲滅
子どもの性被害の現状
スマートフォンやインターネットに接続できる携帯ゲーム機等の普及に伴い、少年がSNSを利用して、つながった者からの児童ポルノや児童買春などの性被害に遭う事件が全国的に後を絶ちません。
児童ポルノ被害の中には、だまされたり、脅されたりして自分の裸体を撮影させられた上、メールなどで画像を送信させられるといった事件が発生しています。
また、SNSなどで知り合った人と実際に会い、性被害などに遭ってしまう事件も発生しています。
被害事例
■ケース1■
オンラインゲームで仲良くなった友達から下着姿の写真を交換しようと言われた。
女同士だから大丈夫だと思い応じたところ、相手は実は男性で、「今度は裸の写真を送らなければ下着姿の写真を全世界にバラまくぞ」と脅迫をされてしまった。

■ケース2■
SNSで女友達ができて、裸の写真を交換しようと言われた。
軽い気持ちで送信したが、相手は実は男性で、「裸の写真をバラまかれたくなければ電子マネーを購入してカード番号を教えろ」とお金を要求されてしまった。

■ケース3■
「家出したい」とSNSに書き込んだところ、「家に泊めてあげるよ」と優しい人に声をかけてもらった。
悩みを聞いてくれて信用できると思っていたが、相手の家に監禁され、性被害を受けてしまった。

少年の皆さんへ
インターネットやSNSの利用によって被害に遭わないために、以下のことを守りましょう。
●インターネット上やSNS上に個人情報(名前、住所など)や個人を特定できる写真を掲載したり、知らない人とメッセージのやり取りをしない
●SNSなどで知り合った人はもちろん、友達や恋人などの親しい人であっても、裸や下着姿の写真は絶対に送らない
●SNSなどで知り合った人とは安易に会わない
●困ったことがあれば、一人で悩まず、すぐに保護者や学校の先生などの周りの大人に相談する
保護者の皆さんへ
大切なお子さんを被害から守るために、以下のことを実践しましょう。
●子供のスマートフォンなどの利用にあたっては、有害サイトの閲覧やアプリの利用を制限する「フィルタリングサービス」を始めとしたペアレンタルコントロール機能(※)を活用し、安全なインターネット利用環境を整えましょう。
●スマートフォンやインターネットを安全に利用するためには、家族で話し合い、スマートフォンなどの使い方について、「家庭のルールづくり」をしましょう。
(※)ペアレンタルコントロール機能・・・保護者が子どものライフサイクルを見通して、その発達段階に応じてインターネット利用を適切に管理する機能のことをいいます。(利用時間の制限、子どもにとって不適切なサイトや動画などの閲覧制限、アプリのダウンロード制限などを、保護者の端末で設定することができます。)
相談窓口
三重県警察では、少年や保護者らからの少年の非行問題、犯罪被害らに関する悩み事や困り事に関する相談を受け付けています。
一人で悩まずに、ご相談ください。
※月曜から金曜、午前9時から午後5時まで(土曜日曜・祝日・年末年始を除く)
北勢少年サポートセンター
TEL: 059-354-7867四日市市新正5-5-5(四日市南警察署内)
【管轄】桑名市・桑名郡・いなべ市・員弁郡・三重郡・四日市市
中勢少年サポートセンター
TEL: 059-227-7867津市栄町一丁目100(警察本部少年課内)
【管轄】鈴鹿市・亀山市・津市
南勢少年サポートセンター
TEL: 0596-24-7867伊勢市神田久志本町1481-3(伊勢警察署内)
【管轄】松阪市・多気郡・伊勢市・度会郡・鳥羽市・志摩市・北牟婁郡・尾鷲市・熊野市・南牟婁郡
伊賀少年サポートセンター
TEL: 0595-64-7837名張市蔵持町芝出837-3(名張警察署内)
【管轄】伊賀市・名張市

啓発サイト
【三重県警察ウェブサイト】
● SNS等に起因する犯罪被害防止広報啓発ページ
https://www.police.pref.mie.jp/syounenka_sns/sns_higaibousi.html
● 保護者向けフィルタリング推進ネットマガジン
https://www.police.pref.mie.jp/filtering/toppage.html