小児がんは、小児がかかるさまざまながんの総称です。一般的には15歳未満にみられるがんのことです。
小児がんの種類
小児がんの主なものは以下の表のとおりです。それぞれの病名は一般的なもので、白血病、リンパ腫、脳腫瘍には多くの種類があります。ほかの腫瘍も全身のあらゆるところで発生するため細かく分類されています。治療法も、がんの種類や場所、広がりによって、それぞれ異なります。
| 白血病 | 血液の中にある白血球が、がん化した細胞(白血病細胞)となって無制限に増殖します。小児がんのうち、最も多い病気です。 |
| 脳腫瘍 | 頭蓋骨の内側にできた腫瘍です。白血病に次いで多くみられます。子どもに多い脳腫瘍はグリオーマ(神経膠腫)、胚細胞腫瘍、髄芽腫などです。 |
| リンパ腫 | リンパ節、脾臓、骨髄など、細菌やウイルスの排除などの免疫機能をつかさどるリンパ組織から発生するがんです。リンパ組織は全身に及んでいることから、全身のあらゆる部位に発生する可能性があります。 |
| 神経芽腫 | 交感神経のもとになる細胞から発生する腫瘍です。腎臓の上にある副腎や交感神経節(背骨のわき)などから発生します。 |
| 胚細胞腫瘍 | 精子や卵子になる前の未成熟な細胞から発生した腫瘍の総称です。縦隔(胸の奥)、後腹膜、仙尾部(お尻の骨)などの身体の真ん中に発生します。 |
神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し、ふえていった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、一部遺伝するものもあります。
※詳しくは、小児の方へ(国立がん研究センターがん情報サービス)をご覧ください。
小児がん拠点病院等
国は、小児がん患者とその家族等が安心して医療を受けられるよう、「小児がん拠点病院」を指定しています。さらに、小児がん拠点病院はその地域の実情を踏まえて、「小児がん連携病院」を指定し、これらの病院と連携して小児がんの診療を行っています。(令和8年7月1日現在)小児がん拠点病院
・三重大学医学部附属病院所在地:津市江戸橋2丁目174
小児がん連携病院
県内に指定されている病院はありません。小児がん拠点病院等の整備について(令和8年7月30日付健生発0730第2号)
※詳しくは、がん診療連携拠点病院等(厚生労働省ホームページ)をご覧ください。