スペイン・バレンシア州を訪問し、ジャパンウィークに参加しました
県は、平成24年11月22日(木)から28日(水)までの日程で、姉妹提携20周年を迎えるスペイン・バレンシア州を訪問しました。訪問では、バレンシア市内各会場で開催中の「ジャパンウィーク2012」に参加し、スペインで人気のある忍者を中心に三重県のPRを行うとともに、同州政府を訪問し、友好関係を深めていくことを確認しました。
なお、今回のバレンシア訪問では、三重大学、まつさかチャレンジドプレイス希望の園のメンバーと協力しながら、三重の魅力や日本の文化をバレンシアの方々に伝えました。
参加の概要については下記のとおりですが、スペインにおける忍者人気は相当であり、全ての公演で反響が大きかったところです。バレンシアの地元紙「LEVANTE-EMV」でも三重県の伊賀忍者のことが写真入りの記事で丁寧に紹介されました。
1.舞台公演
(1)日時
〇11月24日(土)夜:600名程度(大音楽ホール、ほぼ満席)
〇25日(日)午前:400名程度(武道大会)
〇25日(日)夕方:1000名程度 (野外公演)
(2)概要
阿修羅の知之助が、宙返りからヌンチャクといった迫力ある伊賀流忍術を披露した後、伊賀神楽曲芸の中から傘まわしを披露したところ、会場に詰めかけたバレンシアの観客からは大きな拍手が巻き起こりました。メイン会場での伊賀忍者による舞台公演 武道大会での伊賀忍者による公演(コイン回し)
野外公演での伊賀忍者による舞台公演(ヌンチャク)
2.ブース出展
(1) 日時
平成24年11月25日(日)~26日(月)(2)三重県ブース来場者数
2日間で1千~1千5百名程度(ブース配布スペイン語マップ1千部がほぼ残無し)(3)概要
三重県ブースでは、観光DVDを大型モニターに流すとともに、忍者の衣装を着た三重県庁・三重大学職員等がスペイン語版マップなど観光案内パンフを来場者に配布しました。三重大学は、環境先進県を学生の手作りの掲示によりアピールする一方、きれいな折り紙で、冑(かぶと)や鶴、手裏剣や貝を折るなど日本の文化、三重の文化をわかりやすくスペインの皆さんに伝えました。
また、希望の園は、「希望の園美術展」としてブース壁面に展示された園生12名の油絵などの作品を紹介しました。
メイン会場でのブース出展の様子(折り紙と伊賀忍者衣装体験)
3 バレンシア州政府訪問
(1) 日時
平成24年11月26日(月)10時40分から11時40分まで(2) 面談者
〇 観光・文化・スポーツ局長 ローラ・ジョンソン・サストレ氏〇 観光・文化・スポーツ局 ラファエル・リポル・ナバーロ氏
(3) 概要
県から、バレンシア同様、三重県鈴鹿市でもF1グランプリが開催されていること、伊勢神宮の式年遷宮や世界遺産たる熊野古道等歴史遺産を有することなど、三重県とバレンシア州とのつながりについて報告するとともに、今後とも、大学間交流や文化交流を中心に友好関係を継続していきたい旨伝達しました。サストレ局長からは、「交流を良くするためには、両方の文化を分かり合う必要がある。ポイントは、両州の州民がどこに興味がわくかを探ること。」とのコメントがありました。
バレンシア州政府訪問(中央がサストレ局長)
4 バレンシア州立工芸大学訪問
(1) 日時
平成24年11月26日(月)9時から10時まで(2) 面談者
〇 副学長(企画・技術革新担当)フランシスコ・ホセ・モーラ・マス氏〇 学術交流オフィス室長兼副学長代理(国際交流・協力担当)マリア・ボキーラ氏
〇 教授・博士 ルイス・マヌエル・サンチェス・ルイズ氏
(3) 概要
留学生の相互受入など大学間交流を進めていくことを確認しました。バレンシア州立工芸大学訪問(中央がモーラ・マス副学長)
5 バレンシア市観光局訪問
(1) 日時
平成24年11月26日(月)16時30分から17時30分まで(2) 面談者
副局長 ジャウメ・マタ氏、副局長 ロレス・エド氏(3)概要
バレンシア市は効果的な観光プロモーション戦略により、2008年に世界観光機関(UNWTO)の「ユリシーズ賞」を受賞しましたが、観光プロモーション方策について意見交換を行いました。バレンシア市観光局訪問(右奥がマタ副局長)
6 障がい者職業訓練センタージュアン・ド・ガレイ訪問
(1) 日時
平成24年11月26日(月)12時40分から14時40分まで(2) 面談者
センター長 ジョージ・ソーラー・ピーグ氏 他(3) 概要
まつさかチャレンジドプレイス希望の園 村林園長とともに訪問し、障害者間によるアートを通じた文化交流について意見交換を実施しました。職業訓練センター訪問(左から3人目がピーグセンター長・右から3人目が村林園長)