そこで、毎年8月上旬に県内の中高生が宮城県や福島県の被災地を訪問し、現地の方々との交流や心のケア等を含めたボランティア活動、避難所体験学習や現地中高生との防災合同学習を行うことなどにより、大規模な自然災害発生時に地域で自ら行動できる防災人材の育成に取り組む「学校防災ボランティア事業」を実施しています。
しかし、本事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からみますと、貸切バスによる移動、現地での宿泊体験や現地の方々との交流は「リスクの高い学習活動」にあたると考えられるほか、貸切バスにおける移動時間がおよそ15時間に及ぶうえ、訪問先が遠方かつ多数での移動となるため、発熱等の風邪の症状がみられた場合の休養場所の確保および保護者による自宅への送迎も難しく、生徒の健康・安全の確保が担保できないことから、今年度の本事業は中止とします。
令和2年6月25日
(参考)令和元年度学校防災ボランティア事業
- 期間 令和元年8月5日(月曜)から8月8日(木曜)まで(3泊4日)
- 訪問先 宮城県 東松島市、石巻市、福島県 双葉郡富岡町
- 参加者 48名【うち生徒】37名
- 概要 令和元年度学校防災ボランティア事業活動報告書概要