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令和04年01月20日

2021高校生地域創造サミットを開催しました

  三重県教育委員会では、高校生が地方創生や地域活性化の重要性について理解し、地域のことを主体的に考え行動する意欲や地域とともに課題解決に取り組む姿勢を育むことを目的に「2021高校生地域創造サミット」を開催しました。
 県内の高校生が松阪市飯南・飯高地域に集い、フィールドワークやディスカッションを行い、松阪市飯南・飯高地域振興局から提示された課題「高校生の君たちが将来住みたいと思う飯南・飯高とは」に対する具体的な解決策について高校生ならではの発想で議論し、松阪市に提言する活動を行いました。

1 日時・場所
 日時:令和3年12月26日(日)10時00分から
        12月27日(月)16時00分まで(1泊2日)
 場所:飯南産業文化センター、松阪商工会議所
    フレックスホテル(宿泊)

2 参加者
 高校生64名
 (県立高校21校55名、私立高校3校9名)

3 テーマ
 地域の資源や特色を生かした活性化をめざすなかで、自分の感じる「豊かさ」を実現するためには

4 アドバイザー
 三重大学地域イノベーション学研究科 教授 西村 訓弘

5 内容
 ・1日目は、飯南・飯高地域の現状を知るために、8コースに分かれ、一次産業や観光業などの産業、まちづ
  くりに取り組む団体のフィールドワークを行いました。ナイトセッションでは、テーマへの理解を深めるた
  めに、代表生徒3人を中心として、全員で意見交流を行いました。
  <フィールドワーク先>
   亀成園、高尾畜産、NPO法人i sierra(アイシエラ)、深緑茶房、かじ安大徳、マルハ林業、めぐみ、
   叶林業合名会社、もくいち・マルゴ株式会社
 ・2日目の班別討議では、8つの班に分かれて、「人口の減少と少子高齢化」「産業の担い手不足」など飯
  南・飯高地域の現状をふまえ、松阪市飯南・飯高地域振興局から提示された課題に対する具体的な解決策に
  ついて議論し、アイディアをまとめました。
 ・班別討議で出されたアイディアをポスターセッションで共有するとともに、「私たち高校生が将来住みたい
  と思う飯南・飯高にするために」として提言にまとめ、松阪市に提出しました。

6 各班の考えた活性化策
 ・自然や豊かな人間関係を求める人に対して、地元の方との交流の場を創りたい。(1班)
 ・飯南・飯高地域には美しい自然や、人とのつながりが深いことなど多くの魅力があることがわかった。新し
  い魅力を創り出すのではなく、今ある魅力をいかに伝えていくかが大切なのではないか。(2班)
 ・フィールドワーク先で出会った方全員が、プライドやこだわりを持ち、楽しみながら仕事をしていた。高校
  生がガイド役となって仕事の楽しさを伝えるツアーを企画し、後継者を発掘できないだろうか。(3班)
 ・好きな仕事をすることと安定した職業につくことは相反するように思われるが、伝統や自然をブランド化す
  ることで知名度をあげると、安定につながるのではないか。(4班)
 ・移住者を増やすことが目的ではなく、自然や生き方など町のことを知ってもらうことが本質なのではない
  か。(5班)
 ・地方には雇用がないと言われるが、実際には人手不足で悩んでいるところが多いということに矛盾を感じ
  た。解決策を考える前に、思い込みによる認知不足を解消する必要があるのではないか。(6班)
 ・空き家や空き部屋を利用して、利用者がその都度自由にリフォームできる別荘ローテーションや、住民の方
  とともに暮らすシェアハウスを実施して短期移住を促進し、定住につなげられないだろうか。(7班)
 ・飯南・飯高の境界付近を「わくわくエリア」「もぐもぐエリア」「てくてくエリア」として整備し地域の魅
  力を発信してはどうか。(8班)

7 提言「私たち高校生が将来住みたいと思う飯南・飯高にするために」
 「手にある輝きを見つめて磨き高めよう ~つなぎ、広げる、地域の輪~」
   飯南・飯高地域を活性化するためには、今、身近にある魅力や人々のつながりを生かしながら、
   それをもっと広く発信し、磨き高めていくことが大切であると考えました。

8 アンケート結果
 「高校生地域創造サミット」全体をとおした満足度は、「満足」と「やや満足」を合わせて90.5%でし
 た。
 <主な意見>
 ・どの班も、それぞれが考えたテーマについて、班の全員が共感・理解して、ポスターセッションをしていた
  ことがよかった。学校でも地域について学んでいるが、考えるだけで行動に移すところまではできていな
  い。地域のために行動している学校の話を聞いて、自分にもできることがあるのではないかと思った。
 ・飯南・飯高出身でも気が付かないところを他校の人が考えていた。これからのことを考える上で参考になっ
  た。
 ・サミットに参加して「豊かさ」ってなんだろうと初めて考えたり、仲間で意見を出し合うことが勉強になっ
  た。地域に何ができるのかについて、地域の魅力と共にしっかり考えることができた。
 ・人前で自分の意見を言うことや発表することが苦手で、そんな自分を変えようと思って参加した。満足のい
  くプレゼンテーションをすることができたとは言えないが、自分の成長につながった。
 ・ポスターセッションをしたり、地域のことを考えることもよかったが、一番は「知らない人に出会い、同じ
  ことを考える」ということができてよかった。
 

【フィールドワークの様子】

【班別討議の様子】

【松阪市長と集合写真】

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育政策課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2951 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyosei@pref.mie.lg.jp

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