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平成26年06月25日

先輩獣医師からのメッセージ②

今回は、公衆衛生獣医師として三重県に勤務されている西井さんと山中さんに質問をしてみました。西井さんは三重県に勤めてから結婚し、産前産後休暇、育児休暇を経て今年職場復帰した方で、山中さんは食肉衛生検査所、県庁、保健所といった公衆衛生獣医師が務める職場を一通り経験した方です。二人とも全く違う経歴の持ち主ということで、それぞれの立場から色々と答えてもらいました。
                                                      (平成26年7月にお聞きしました)

 

西井さん

 

           ~西井さんへの質問~   

Q:まず、なぜ三重県職員になろうと思いましたか?
A:生まれ育った三重県で働きたいと思ったことと、獣医師として人の生活を縁の下で支えるような仕事に魅力を感じたからです。

 

Q:これまでにどんな職場を経験しましたか?
A:松阪食肉衛生検査所のみです。およそ7年間の産休、育休を経て復帰しました。

 Q:新規採用で松阪食肉衛生検査所に配属になって転勤前に産休に入り、復職したわけですね。7年間もの間仕事から離れていたわけですが、職場復帰するにあたってどんな不安がありましたか?
A:長く休んだ自分が本当に働くことができるのか。
部分休業(育児休業制度)は取得できるのか。
部分休業を取得することにより、他の職員の負担が大きくなるのではないか。
家庭と仕事のバランスをとっていけるのか。

Q:なるほど、様々な不安があったんですね。それでは、実際に職場に復帰してからの仕事と育児の両立についてはどうですか?
A:復帰時には再教育の研修期間を設けていただいていて、自分ではとてもスムーズに無理なく復帰させてもらったと感じています。
仕事と育児の両立に関しては、終業時に毎日2時間の部分休業をいただいています。おかげで、今のところなんとかやれていると思います。特別休暇として、子供が病気になったときの看護休暇や学校等の行事に参加するための休暇もあり、とても助かっています。

Q:最後に公務員獣医師を目指す後輩に向けて一言お願いします。
A:松阪食肉衛生検査所には常に十数名の獣医師がいて、一丸となって日々の検査業務に取り組んでいます。一緒に「縁の下の力持ち」になりましょう!
インターンシップ等に参加していただくと、この仕事の魅力を肌で感じていただけると思います。ご参加お待ちしています。

 ありがとうございました。

 

山中さん   

           ~山中さんへの質問~

Q:なぜ三重県職員になろうと思いましたか?
A:三重県が出身地であり、同じ公務員、公衆衛生獣医師として働くなら、慣れ親しんだ縁のある土地で役に立ちたいと考え就職したのですが、実際に勤めてみると同じ三重県といってもそれぞれの地域の特色や文化があり、生まれ育った土地について、これまで知らなかったことをあらためて発見する日々です。

 Q:それでは、これまでにどんな職場を経験しましたか?
A:最初の3年間は保健所に配属され、その後松阪食肉衛生検査所へ3年、県庁の食品安全課に4年間在籍しました。現在11年目に入り、再び保健所で勤務しています。公衆衛生獣医師が主に関わる食品衛生、生活衛生、動物愛護・狂犬病予防、食肉検査といった業務に一通り携わりました。
昨年は、全国的にBSE検査の制度が大きく見直され、それにかかる業務に携わったことが、大きな経験となりました。BSEは、私が大学を卒業した直後にすぐ大きな問題となっていたこともあり、感慨深く、また時間の経過を感じています。

Q:三重県の公衆衛生獣医師が配属になる職場として県庁、保健所、食肉衛生検査所、保健環境研究所の4つがありますが、そのうち県庁、保健所、食肉衛生検査所の3つの職場を経験されたのですね。それでは、様々な職場を経験した山中さんにお聞きしたいのですが、公務員獣医師として働くことにどんなところにやりがいを感じますか?
A:公衆衛生獣医師として職場へ配属されると、たくさんの業務に関わる資格証を渡されるのですが、それに伴って「え、こんなことまで」と思うぐらい本当に色々な仕事に携わり、同時に様々な方々と接点ができます。裏を返せば、それだけ人から自らの専門性に関わる能力が求められていることであり、そのことにやりがいを感じる一方で責任の重さを感じています。

Q:ところで、仕事だけではなくプライベートの両立についてはどうですか?
A:現在三重県では「ワークライフバランス」、「ワークライフマネジメント」という考え方を基に、職員に仕事とプライベートとの両立をうまく行える職場づくりの取組みが全庁的に進められています。そういう意味では、仕事はもちろんですが、プライベートの充実にも理解がある職場であると感じています。

Q:ということは、県全体でプライベートの充実に取り組んでいるというわけですね、ところで、山中さんはこれまで1つの職場で3~5年勤めたのちに異動になっていますね。これは公衆衛生獣医師というよりは公務員として一般的な期間だと思いますが、それについて今まで感じたこと等あれば教えて下さい。
A:短い期間で多くの職場を経験することと、一つの職場で長い期間同じ業務に従事し、スペシャリストになることには、それぞれメリット、デメリットがあるとは思いますが、個人的な感想としては、3~4年程度で職場を変わることは良いと思います。一つには、色々な職場で多くの人と知り合いになれますし、三重県内の様々な地域のことに詳しくなります。特に道はとてもよく覚えます(笑)。また、たくさんの業務の経験を積むことで人間としての幅が広がると思います。
一般的には保健所に配属される機会が多いと思うので、3~5年で異動することになりますが、スペシャリストを目指したい方は、入庁する際にその意思を示すことと、学生時代に自分の専門性を生かした武器を持つことが重要だと思います。

Q:最後にこれから公務員獣医師を目指す後輩に向けて一言お願いします。
A:どんな仕事にも言えることだとは思いますが、公衆衛生獣医師の仕事にも楽しいこともあれば、つらいこともあります。その中で必ず人から必要とされているということを実感できるときがあります。その「喜び」を支えにして、次にもっとよくしたいと思う気持ちを持っていただければとてもやりがいのある仕事だと思います。三重県には、そんなやりがいを皆さんと分かち合いたいと思う仲間がいますので、もし公衆衛生獣医師を目指しているのであれば、是非三重県を選んでいただけるとうれしく思います。
全国的にも公衆衛生獣医師は不足している状況にあり、その技能・知識がたくさんの人に求められている職業です。民間でお勤めをされていた方や、県外出身の方もたくさんみえます。皆さんのこれまでの経験や新鮮な考え方を、三重県に注ぎ込んでいただくことを願っておりますので、何卒よろしくお願いします。

ありがとうございました。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 松阪食肉衛生検査所 〒515-0031 
松阪市大津町883-2
電話番号:0598-51-3037 
ファクス番号:0598-51-3047 
メールアドレス:mshoku@pref.mie.lg.jp

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