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平成27年01月06日

穏やかな一年でありますように byおやじライダー その2

あけましておめでとうございます。

平成27年のスタートに、干支に因んだお話をしようと思います。

今年は未年、国内で生きた羊を見ることはなかなか無いと思います。またこの辺のお肉屋さんやスーパーの売り場でマトン、ラムといった羊の肉を見かけることすらもほとんどありません。松阪牛の地元ですから無理もないのでしょうか。

30年くらい前には古い施設の松阪食肉センターに羊が搬入されて検査した覚えがあります。

ベテランのセンター職員の方が四肢の入り組んだ部分やお腹のあたりをナイフで剥皮した後、左手で皮を引っ張りながら右手の拳をめり込ませるようにすると、上手く皮が剥がれていきました。またと畜検査では、反芻獣なので当たり前ですが胃が4つあって牛の内臓のミニチュア判といった感じだったのを覚えています。

 

羊肉の料理としては北海道を中心に国内でも北の地方で、ジンギスカン鍋が有名ですよね。私は学生時代東北に居た関係で良く買って食べた覚えがあります。

かなりの田舎でしたし食堂などもあまり無く、結構自炊をしていた事と、値段が安かったこともありパック入りのマトンやラムを買っては野菜と炒めたりして食べていました。大変お世話になりました。

国外の状況を見てみると、10億頭の羊が飼育されているとの統計や、種類は1,000種とも2,000種とも書かれている文献がありました。

その外見はとてもバラエティーに富んでいて、ネット上に出てくるいろいろな種類の羊の写真を見ていると色や風貌が様々で飽きません。

 

我々の業界で羊といえば、スクレイピーを忘れてはならないですよね。2001年9月国内で初めてのBSEの発生が確認され、新聞やテレビのニュースで日本中が大騒ぎになり激震が走りました。

それまでスクレイピーやプリオンという言葉は、あまり知られていなかったのではないかと思います。私の勉強不足もあって見る物聞く物が初めてということばかりでした。当時は保健所の衛生指導課に勤務していたのですが牛肉に関しての問い合わせに対し、BSEに関して解っていないことも沢山あり、情報も限られて少ない状況で対応していました。

BSE全頭検査開始と併せて、飼料規制とSRMの確実な処置により国際的なBSEの安全性格付け(BSEステータス)の最上位である「無視できるBSEリスク」の国に認定され、発生後12年経過してBSEの全頭検査が見直されました。

 

今後、出来たらこのようなトンデモない新しい疾病が出現しないことを願っていますし、私が抱いている羊に対するイメージのように穏やかで優しい1年でありますようにと祈るばかりです。

 

hituji

本ページに関する問い合わせ先

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松阪市大津町883-2
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ファクス番号:0598-51-3047 
メールアドレス:mshoku@pref.mie.lg.jp

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