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令和05年11月27日

三重県×鈴鹿医療科学大学
 食品表示について学ぼう!伝えよう!~栄養成分表示の段~

はじめに

本事業は、消費者に向けた食品表示の啓発を目的とし、特に若年層における食品表示への関心を高めることをめざして、三重県と鈴鹿医療科学大学が連携して実施しています。
より効果的に啓発できるよう、同世代かつ食に関する知見を持つ鈴鹿医療科学大学の学生の皆さんと一緒に食品表示について学び、情報発信に取り組んできました。
食品表示は、非常に奥深い世界です。
これまでは、その表示に至るまでの食品関連事業者の取組について学んできました。
今回は、視点を「現場」から「規則規定」に変えるとともに、より具体的に学習し情報発信できるよう、学生の皆さんが専攻している栄養学にちなみ、栄養成分表示について深堀りしました。

栄養成分表示とは…?情報発信のため担当者に学びました

情報発信のため、食品表示勉強会を実施しました。
講師は、大学と同じく鈴鹿市内に拠点を置く鈴鹿保健所が務めました。
勉強会では栄養成分表示の歴史から、国民・県民の食生活の現状から見た表示の活用方法などの理解を深め、これから効果的に情報発信するためのヒントにつなげることができました。
 

栄養成分表示とは

学び

現在、食品表示は「食品表示法」に基づいています。
以前は、次の3つの法律でそれぞれ該当する表示について規定していましたが、規定が重複する表示項目や制度の複雑さから、平成27年4月より「食品表示法」に一元化されました。
 ①「食品衛生法」…衛生事項、②「JAS法」…品質事項、③「健康増進法」…保健事項(※栄養成分表示該当)
 
栄養成分表示は、大きく3つに分けられます。
 ①義務表示…熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量で表示)
       上記列挙の順番で表示されます。生活習慣病予防や健康維持増進に深く関わる成分です。
 ②推奨表示…飽和脂肪酸、食物繊維
       日本人の摂取状況や生活習慣病予防に関わる成分として、表示が勧められています。
 ③任意表示…ミネラル、ビタミンなど

学生の声

○ その時代で課題とされる健康問題の改善につながるよう、何度も法改正されてきた過去を知り、情報発信においても消費者のニーズに対応することが重要だと感じました。
○ 表示によって、食品摂取時の安全性や消費者の自主的かつ合理的な食品選択の機会の確保が見込まれることが分かりました。
○ 食品表示には、自分たちが摂取する食品に含まれる情報が詳細に記載されており、健康に関する知識を深めるうえで非常に役立つということを発信していきたいです。
 

国民・県民の食生活の現状

学び

現在の国民の健康に関する課題を改善するための中長期的な計画として、国では「健康日本21」を、県では「三重の健康づくり基本計画(ヘルシーピープルみえ・21)」を策定、第3次計画のスタートが令和6年度から予定されています。

🌟若年女性の“やせ(低体重のこと)”
若年女性の“やせ”は、出産時の赤ちゃんへの影響や骨粗しょう症のリスクの高さから問題視されています。
また、20代女性での割合が大きく、「健康問題につながる」ということを周知していく必要があります。

🌟野菜摂取量の増加「野菜350g」
「野菜350g(うち緑黄色野菜120g)」は、一日に摂取することが推奨されている重量です。
しかし、「野菜350g」といっても、専門的な知識を持っていない消費者にはイメージしにくいため、具体的な量や料理を例に伝えることが理解促進につながります。
 例:両手で軽く3杯分、小鉢1皿=70g、ほうれん草の胡麻和えや小松菜の煮浸し等の小鉢料理5皿=350g、
   野菜炒め(肉を含む主菜)1皿=140g  など
 

学生の声

○ 時代によって食べ物の流行が移り変わるとともに、国民の栄養状態や食生活が変化していることが分かりました。
○ 課題とされる若年女性の“やせ”について、「なぜ“やせ”が問題なのか」と「栄養成分表示を見ること」を普及していく必要があると感じました。
○ そもそも食品表示や健康問題に関心がない人が多く、自分たちのように専門的な知識を持たない消費者に向けて啓発するための伝え方に工夫が必要だと感じました。
 

栄養成分表示の活用方法

学び

消費者が食品を選択するとき、栄養成分表示を活用することは、個人の健康づくりだけでなく、食品関連事業者を含めた健康の維持増進に向けた環境づくりにつながります。
表示をさらに活用するため、「BMI(体格指数)」を参考にすることもできます。
 【BMI=自分の体重(㎏)/身長(m)×身長(m)】
BMIは、エネルギーの摂取量を調整する際の参考にすることができ、目標値のうち、標準とされる値より低い人は低体重“やせ”に、高い人は肥満の傾向があると考えられますが、同じ身長・体重の人でも、一日の運動量によって個人差が出ることに留意しましょう。
また、BMIを満たしていれば良いというわけではありません。食事の質を向上させることが健康につながるため、野菜摂取や減塩など、バランスの良い食事を心がけましょう。
このほか、健康の保持増進にかかわる栄養成分を強調して表示することができる「栄養強調表示」があり、基準を満たした食品にのみ使われます(一部例外有)。
強調できるのは、「補給ができる旨の表示」「適切な摂取ができる旨の表示」の大きく2つに分けられ、それぞれ基準と表示例、該当する栄養成分が「食品表示基準」に定められているほか、「糖類を添加していない旨の表示」「ナトリウム塩を添加していない旨の表示」があります。
内容量や栄養成分表示に記載された「○○g当たり」等の単位を確認し、比較してみましょう。
 

学生の声

○「減塩」「食塩無添加」といった表示が「強調表示」ということを初めて知りました。
○ 「ゼロキロカロリー」等の記載がある食品は、定められた基準に満たない場合にできる表示であって、完全に「ゼロ」ではないことを理解しておかないと、「ゼロ」表示された食品の摂り過ぎから別の成分の摂り過ぎにつながる可能性があることを学びました。
 

保健機能食品について

学び

保健機能食品は、国が定めた安全性や有効性に関する基準に従いその食品の機能を表示しています。
疾病に罹患していない人を対象としているため、薬品のように疾病の治療や予防のために摂取するものではありません。
バランスの取れた食生活を心がけることが第一です。
保健機能食品の種類  
 特定保健用食品 国が審査・許可しています。「特保(トクホ)」と呼ばれます。
               これらのマークが目印です→
 
 栄養機能食品 国が定めた規格基準を満たしています。
 機能性表示食品 科学的根拠に基づいた機能性を持ちます。国への届出が必要で、事業者の責任において表示されます。
なお、一般食品には特別な機能や効果の表示はできません。表示をよく読んで選択しましょう。
 

学生の声

○ 強調表示された食品や保健機能食品は、たくさん摂ればいいというわけではなく、適正量や摂取方法、摂取時の注意事項等、表示された内容を守って摂取することが大事だと分かりました。
○ 現在の健康問題に対して、栄養成分表示の啓発を推進することで改善を期待できる課題は多いと考えられるため、消費者目線で考え、どの表現が受け入れてもらいやすいかなど寄り添った方法で発信していく必要があると感じました。
○ 実際にお話を聴くことで、普段調べてもわからないことや疑問に思っていること、教科書ではわからないことをたくさん知ることができたので、今後の啓発活動の参考にしていきたいです。 
 
勉強会の様子
講義のあと、参加した学生から「食品表示が正しいか確認しているのか」「啓発活動としてどんな取組をしているのか」など、積極的な質問があり、栄養成分表示だけでなく県の取組についても理解を深めてもらうことができました。

 

大学祭にて いざ発信!

11月11日、12日に開催された大学祭「碧鈴祭」にて、栄養成分表示について情報発信しました。
ブースにはターゲットとしていた若年層のほか、小さいお子様を連れたご家族やご年配の方までたくさんの方に来ていただき、幅広い年齢層に向けて啓発することができました。
また、来場者にパネル見学とクイズラリーに挑戦していただけるようなブース設営により、発信だけでなくその場での理解促進につなげることができました。
発信方法にも工夫し、パネルと併せインスタグラムを案内することで、大学祭終了後の啓発活動につながっています。
当日、学生が作成したリーフレットも配布しました。→リーフレット「知ろう!栄養成分表示のこと」

ブースの様子

パネルとクイズラリーを組み合わせることで、ブース全体を見てもらえるような設営にし、保健機能食品については実際に販売されている商品のケースをサンプルに置くことで、来場者がその場で表示を見て、普段の買い物でも参考にできるよう展示方法を工夫しました。

学生の声

〇 今回の大学祭で、栄養成分表示のことについてわかりやすく模造紙にまとめるのは大変でしたが、たくさんの方に見てもらい、「良かったよ」との声もいただくことができ嬉しかったです。展示をしたことで、たくさんの方に栄養成分表示について知ってもらうことができました。
〇 保健機能食品に関するクイズは「難しかったが、勉強になった」などの声をいただきました。食品表示をはじめ、食の安全・安心に関する情報提供や保健機能食品の認知度向上に努めることができました。
〇 食品表示について、楽しく学んでもらう機会の一つとして取り組めたと思います。改めて、自分自身の情報に対する十分な理解・わかりやすい情報提供が求められることを実感しました。
〇 栄養成分表示について、鈴鹿保健所や勉強会で学んだことを模造紙にわかりやすくまとめられました。大学祭当日は、たくさんの方が来てくださり、案内から説明までしっかりとできたかはわかりませんが、とてもやりがいを感じる経験ができました。
 

学生考案のクイズラリーに挑戦!

実際にブースで行われたクイズラリーに挑戦してみましょう!
Q1 :栄養表示の義務表示に当てはまらない栄養素は次のうちどれでしょう?
  ①エネルギー ②たんぱく質 ③脂質 ④ビタミン
Q2 :エネルギー5㎉未満/100gは食品表示で0(ゼロ)と表示できるでしょうか?
  ①できる ②できない
Q3 :このマークはどの食品に当てはまるでしょうか?
  ①特定保健用食品
  ②栄養機能食品
  ③機能性表示食品
                   
Q4 :特定保健用食品を略すと何と呼ばれますか?
  ①特食(トクショク) ②特保(トクホ)
Q5 :栄養機能食品は、補給・補完の目的で利用する食品でしょうか?
  ①○ ②✖
Q6 :機能性表示食品はどこの責任で表示することができるでしょうか?
  ①国 ②事業者
(答えは勉強会の中に・・・!)
 

学生の声

〇 栄養成分表示や保健機能食品についてブースを作るうえで、どのように工夫すれば一般の方にもわかりやすく伝えられるかを意識して行動することができました。また、改めて、保健機能食品などについて理解することができ、とても良い学びの機会となりました。
〇 栄養成分は、アレルギーや健康の面においてとても大切なものです。栄養成分表示の重要性と表示の見方について、大学祭を通じて学生や地域の方に伝えることができて良かったです。また、たくさんの方が展示パネルを見に来てくださり嬉しかったです。
〇 今回様々な勉強会があり、自分自身も知らないことが多くある中で、大学祭を通じて一般の方に食品表示についてわかりやすく伝えることができました。食品表示を気にする消費者が増え、商品の裏面の表示を見るなどの参考になれば良いなと感じました。
  

来場者の声

〇 わかりやすい資料で、子どもたちにも伝えられて良かったです。
〇 摂取量の目安など、詳しく学ぶことができました。
〇 クイズもわかりやすく、楽しかったです。卵も機能食品と分かり良かったです。
〇 面白く学べる内容も多く、たいへん良かったです。とてもためになる展示でした。
〇 普段、自分で調べることがないので面白かったです。
〇 楽しく勉強することができました。栄養成分表示を意識していきたいと思います。
〇 クイズ感覚で学べて楽しかった。
〇 クイズが一見難しそうでも、掲示物がしっかりしていたため、分かりやすかったです。
 

最後に

県は、監視指導と研修会、イベント出展などの啓発活動を通じて食の安全・安心確保に向けて取り組んでいますが、勉強会の中でそれらに関する質問があったことから、今後の発信方法として「まず見てもらえるか」を意識していく必要があると感じました。
引き続き、「消費者のひとり」としての視点を常に持ち続け、より効果的に情報発信し啓発につなげていけるよう取り組みます。
  

関連リンク集

消費者庁

食品表示法等(法令及び一元化情報)
表示することとなった主な理由・経緯について
(食品表示一元化検討会情報 第4回食品表示一元化検討会資料)
保健機能食品について
機能性表示食品の届出情報検索
栄養成分表示について
【消費者の方向け】栄養成分表示の活用について
【事業者の方向け】栄養成分表示を表示される方へ

厚生労働省

国民健康・栄養調査
日本人の食事摂取基準
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書

三重県

令和4年度県民健康意識等にかかる調査の実施について
健康づくり
三重県民の健康・栄養の状況
野菜350g必要なわけ

学校法人 鈴鹿医療科学大学

大学公式ホームページ
サークル「H&N」インスタグラム


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