農業研究所は明治10年に開設された三重県栽培試験場に始まり、令和7年度に148年を迎えました。この間、技術開発や新品種の開発の他、主要農作物の原種供給や現場で特定困難な病害虫の診断などに取り組み、行政・普及・関係団体を通じて本県農業の維持・発展に貢献してきました。
しかし、世界人口の増加による食料供給の不安定化、気候変動による農産物の安定生産への影響拡大、輸入する食料・資材の価格高騰、農業の担い手の減少など、農業を取り巻く環境は劇的に変化しており、農業は、さまざまな課題に直面しています。こうしたなか、国は「食料・農業・農村基本法」の改正や、「みどりの食料システム戦略」の策定により、食料安全保障の確保や生産力と持続性の向上を推進しています。
また、県においては本県農業を取りまく環境の変化、「食料・農業・農村基本法」の改正、県議会からの提言等をふまえ、「三重県食を担う農業の振興及び農村の活性化に関する条例」を施行し、「三重県食を担う農業の振興及び農村の活性化に関する基本計画」を策定しました。
そこで、三重県の農業振興にかかる国の法令および施策や、県内農業者や有識者の意見、農業をめぐる最近の潮流の変化をふまえながら、農業研究所が研究開発を進めて行くうえで、特にとらえるべき最近の潮流の変化を整理した上で、概ね20年先の将来を見据えた農業研究所の機能強化の方向性を定める基本構想を策定しました。
・三重県農業研究所の機能強化のための基本構想 (PDF)
・三重県農業研究所の機能強化のための基本構想(概要版) (PDF)