県では、県産木材の需要拡大及び木材利用の普及啓発のため、公共建築物や民間商業施設等非住宅の木造・木質化の推進に取り組んでいます。
その一環として、令和3年1月18日(月)、1月21日(木)、2月1日(月)、2月4日(木)に、公共建築物の木造・木質化に必要な知識・ノウハウを習得するための講座「公共建築物の木造・木質化に向けた講座」を開催しました。
講座については、WEB会議システムを活用し、講師の方々とオンラインで繋いだリモート形式で開催しました。
本講座は、基礎講座と専門講座に分かれており、1月18日(月)、1月21日(木)には行政職員向けの基礎講座を開催し、2月1日(月)、2月4日(木)には、行政職員及び建築士向けの専門講座を開催しました。
基礎講座では、公共建築物の発注や設計に携わる県・市町の行政職員が参加し、公共建築物の木造・木質化に関する基礎的な知識を学びました。また専門講座では、行政職員の他、県内の一級建築士の方々が参加し、「木造建築のコスト比較」と「木造建築のメンテナンス」について専門的な知識を学びました。
「木造建築のコスト比較」の講座の中では、「木造と鉄筋コンクリート造のコスト比較を行った結果、木造の方がコストが低くなった」といった実証事例が紹介され、「木造建築のメンテナンス」の講座では、木材の特性・耐久性維持のための設計要点が紹介されました。
今後も県内の木材需要を拡大していくため、市町や建築士、木材業界の皆様と連携し、公共建築物の木造・木質化をより一層推進してまいります。
講座の様子