最近の食中毒発生状況
本情報は、三重県内の施設で発生した食中毒事件を、報道発表から1ヶ月程度掲載しています。
ただし、処分をした施設名・営業者名は、処分解除後に削除しています。
・令和5年の食中毒発生状況
・過去の発生状況は、こちらをクリックしてご覧ください。
○過去の状況まとめ
過去1ヶ月の発生状況(四日市市除く)
令和5年9月15日発表分
1 概要令和5年9月11日(月)10時頃、尾鷲市内の医療機関から尾鷲保健所へ、複数の食中毒様症状を呈した患者を診察しており、うち複数の者の便からサルモネラ属菌が検出された旨通報がありました。
尾鷲保健所が調査したところ、8月30日(水)から9月1日(金)に紀北町内の飲食店で調理及び下処理を行い、尾鷲市内の飲食店で最終調理された弁当又は惣菜を喫食した5グループ28名中23名が同様の症状を呈していたことが判明しました。
同保健所は、有症者に共通する食事が他にないこと、複数の有症者の便の検査においてサルモネラ属菌が検出されたこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、当該飲食店が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで当該飲食店を営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員快方に向かっています。
2 発病状況
1)喫食者 28名中 有症者数 23名(入院患者0名)
2)有症者の年齢構成
~9歳 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70歳~ | 不明 | 計 | |
男 | 4 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 11 |
女 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 5 | 1 | 0 | 0 | 12 |
4)主な症状 腹痛、下痢(3~40回)、発熱(37.5℃~39.7℃)
5)発病日時 令和5年8月31日(木)16時から9月3日(日)19時
3 原因施設
施設① | 施設② | |
所在地 | 北牟婁郡紀北町相賀2048-42 (きたむろぐんきほくちょうあいが) |
尾鷲市野地町4-15 (おわせしのじまち) |
屋 号 | よしだ(よしだ) | 味菜よしだ(あじさいよしだ) |
業 種 | 飲食店営業(業態:料理店) | 飲食店営業(業態:惣菜店) |
営業者 | 𠮷田 和弘(よしだ かずひろ) |
4 原因食事
1)令和5年8月30日(水)から9月1日(金)に調理された弁当及び惣菜
2)原因物質 サルモネラ属菌
3)主なメニュー からあげ、卵焼き、ウインナー、ご飯、おにぎり(鮭、じゃこ)、
揚げ出し豆腐等
※原因食品は、調査中です。
令和5年9月1日発表分
1 概要令和5年8月21日(月)午前10時頃、津市内の医療機関から津保健所へ、受診した患者1名から腸管出血性大腸菌O157が検出されたとの届出がありました。また、同月22日(火)及び28日(月)に他の医療機関から同様の届出がありました。(腸管出血性大腸菌感染症(O157)の発生事例として8月21日、23日、28日にそれぞれ報道資料提供済みです。)
津保健所が調査をしたところ、いずれの患者も8月12日(土)に津市内の同一の飲食店を利用しており、当該施設で喫食した5グループ24名中10名が下痢、腹痛及び発熱等の症状を呈していることが判明しました。
津保健所は、患者間で共通の食事が他にないこと、複数の患者及び調理従事者から腸管出血性大腸菌O157が検出されたこと、患者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、当該飲食店が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員回復しています。
2 発病状況
1)喫食者 24名中 有症者数 10名(入院患者 3名)
2)有症者の年齢構成 注:( )は入院で再掲
~9歳 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70歳~ | 不明 | 計 | |
男 | 2 | 1 | 1 | 1 (1) | 5 (1) | |||||
女 | 1 | 2 (1) | 1 | 1 (1) | 5 (2) |
4)主な症状 下痢(2~9回;水様便、粘液便又は血便)、腹痛、発熱(36.9~38.5℃)
5)発病日時 令和5年8月14日(月)5時~8月17日(木)15時
3 原因施設
所在地 津市(つし)
業 種 飲食店営業
4 原因食事
1)令和5年8月12日(土)に提供された昼食及び夕食
2)主なメニュー:塩タン、ライス、冷麺、キムチ盛合せ、上ロース、ヘレ、チョレギサラダ、
ナムル盛合せ等
※原因食品は現在調査中です。
令和5年8月23日発表分
1 概要令和5年8月14日(月)13時30分頃、愛知県の住民から津保健所へ、8月13日(日)から14日(月)にかけて津市内の宿泊施設を利用したところ、同行者が嘔吐、下痢等の食中毒様症状を呈している旨の通報がありました。
また、同日16時30分頃、香川県の住民から同様の通報がありました。
津保健所が調査したところ、8月13日(日)から14日(月)にかけて当該宿泊施設に宿泊し、当該施設が提供した食事を喫食した11グループ63名中18名が同様の症状を呈していることが判明しました。
津保健所は、有症者の便、調理従事者の便、当日の保存食及び施設のふき取り検査から黄色ブドウ球菌(エンテロトキシン産生)が検出されたこと、有症者を診察した医師から食中毒の届出があったことから、当該施設が提供した食事が原因の食中毒と断定し、本日付けで営業禁止処分としました。
なお、有症者は全員回復しています。
2 発病状況
1)喫食者 63名中 有症者数 18名(入院患者 0名)
2)有症者の年齢構成
~9歳 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70歳~ | 不明 | 計 | |
男 | 1 | 4 | 2 | 2 | 1 | 10 | ||||
女 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 8 |
4)主な症状 嘔吐(1~30回以上)、下痢(3回~30回)、発熱(36.8℃~39.0℃)
5)発病日時 令和5年8月14日(月)10時00分 ~ 同日16時00分
3 原因施設
所在地 津市(つし)
業 種 飲食店営業
4 原因食事
1)令和5年8月14日(月)に提供された朝食
2)主なメニュー:ウインナー、コーンフレーク、しょうが天、茄子煮びたし、ハッシュドポテト、焼鯖、
ローズマリーチキン、ロールキャベツ等
※原因食品は現在調査中です。