1 日時
令和8年6月12日(金曜日)13時45分から16時00分まで
2 会場
斎宮歴史博物館 2階研修室(多気郡明和町竹川503)
3 出席委員
和泉大樹委員、岩戸晶子委員、乾哲也委員(代理出席)、千種清美委員、竹内克己委員、
西宮秀紀委員、増渕徹委員
4 内容
(1)報告事項
史跡斎宮跡整備基本計画(第3次)について
(2)意見
① 第1章から第4章について
・史跡周辺で人口減少が抑制されているのであれば、住み心地の良さを史跡が生み出している可能性があり、これは誇らしいこと。明和町内で取り組まれている人口減少抑制にかかる取り組みをこの計画で支援できるような記述ができればよい。
・史跡の活用に多様な主体が参画していくということは好ましい。また、「地域を置いてけぼりにしない整備」という視点を入れておくほうが良い。
② 第5章第7節 斎宮歴史博物館の展示リニューアルについて
・第1展示室と第2展示室でつながりを明確にするほうが良い。斎王から土器は違和感がある。斎宮に集まるモノの展示でも、土器を主体に書かれているが、ふつうは米や野菜を想定する。斎王から斎王を支えた人々、というようにして、少しでもこの前半との落差を埋めるような工夫をしてはどうか。
・女性の官人が多く働いていたのは斎宮の特徴。斎王に着目して8人の斎王を抽出し、衣装などが少しずつ変化していくという発想はとても面白い内容。
・音声ガイダンスは展示が変わらない場合に向いている。音声の差し替えが容易だったり、二次元コードで視聴できるところへ誘導したりするなど工夫が必要。
・展示室2の映像には、斎宮廃絶以降の歴史を盛り込むことも考えるとよい。また、地域の小学生や所有者、調査に関わる人々、地域の方々等へのインタビューなどが盛り込まれると良い。
・斎王が令和の時代にどういう存在か感じ取れるリアリティがほしい。また、斎王とは現代社会にとってどういう意味があるのかが分かるようにすることが望ましい。
・学問的な水準は高く維持しながら分かりやすく説明する工夫が重要。さらに詳しい情報を知りたい人や子どもたちに対して情報を伝えていく手段を用意しておくことも必要。
③ 第5章で記述すべき整備に関する事項について
・遺構の表現について、立体性のある表現はせず、斎宮跡全体が浮かび上がるような整備をしていく、ということでよいか。
→(事務局回答)そのように考えている。
・近鉄斎宮駅に到着した人の動線についてどう考えているか。
→(事務局回答)駅と博物館の間をピストン輸送するような二次交通が実現できないかと考えている。
・博物館の位置が見えるように植栽の整理を行うほうが良い。
・中町地区の整備はどのようなものが考えられるのか。
→(事務局回答)公有地化前まで伝えられてきた農村的な景観を古代の道路の両側に展開するようなことを考えている。
・斎宮駅北口の史跡公園口休憩所を町で整備している。史跡公園の案内施設として整備事業のなかで活用できないか。また、いつきのみや歴史体験館については、ガイダンス施設よりはむしろ、体験重視の施設にしていくほうがいい。
・以前、いつきのみや歴史博物館で古代衣装に着替えて平安の杜まで歩くという取組を議論していた。地域の皆さんが生活しているすぐそばでそのような光景が展開することは望ましい。
④ 全体について
・地域の暮らしや農業、産業なども考慮に入れていく必要がある。
・斎宮跡について、単に知識だけでなく、心を動かされるような体験をしてもらう場にしてほしい。
・この斎宮跡については、地域住民の皆さんが一生懸命関わってきた史跡なので、地域の方々が、斎宮の将来像を語れるような整備になればいい。
・斎宮跡については、伊勢神宮や鉄道会社との関係をうまく作ってほしい。また、女性が主役になる博物館は珍しいので、令和の女性の中心地としてもっと活用・宣伝していってほしい。
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は0名でした。