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平成19年08月31日

平成18年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況について

1.発表事項
  平成18年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況について

2.発表内容
  平成18年における北勢地域の地盤沈下は僅かであり、近年の沈静化傾向に変化はあり
 ませんでした。また、同地域内の地下水位は、観測井戸において全般的に概ね上昇傾向に
 あります。

 ○ 地盤沈下の状況
  当県の北勢地域における地盤沈下の状況を把握するため、関係機関と協力し、年1回の
 水準測量を実施しています。
  平成18年の測量結果は次のとおりです。
  ・観測水準点                   128地点
  ・1cm以上の沈下水準点               1地点(平成17年は0地点)
  ・沈下を示した水準点                25地点(全観測点の20%)
  ・年間最大沈下量               -1.19cm 桑名市多度町福永
  ・過去5年間における累積沈下量の最大値     -3.2cm 桑名市多度町福永
  ・昭和36年~平成18年の累積沈下量の最大値  -158.5cm 桑名市長島町白鶏
   (ただし、桑名市長島町白鶏については、沈下は昭和60年以降沈静化しています。)
  北勢地域の地盤沈下は、昭和47年から昭和49年をピークに昭和59年まで年間1cm
 以上の沈下量を示す水準点が多数観測され、広範囲にわたり年間1cm以上の沈下域を形
 成しました。しかし、昭和60年以降は異常渇水のあった平成6年を除いて地盤沈下は沈
 静化傾向にあります。

 ○ 地下水の状況
  当県では、地盤沈下と密接に関連のある地下水の状況を把握するため、関係機関と協力
 し観測井戸25箇所での地下水位について年間を通して観測しています。
  その結果、測定した25箇所の内23箇所で水位が上昇しています。また、当該年に下
 降を示した井戸 についても、長期的に見れば水位は回復傾向にあります。

3.今後の対応
  地盤沈下は沈静化傾向にありますが、当該地域は、異常渇水による一時的な地下水位低
 下でも沈下が拡大する軟弱な地質であることから、今後も水準点、地下水位の観測及び地
 下水揚水量の規制を行い、注意深く監視・観測を続けていく必要があります。さらに、東
 海三県にまたがる「濃尾平野地盤沈下防止等対策要綱(昭和60年4月26日地盤沈下防
 止等対策関係閣僚会議決定)」に基づき、関係機関と協力の上、広域的な対策を推進しま
 す。

 ※ 東海三県地盤沈下調査会(事務局:国土交通省中部地方整備局)
   平成19年8月30日(木)14時 同時発表
   「平成18年における濃尾平野の地盤沈下の状況」について


関連資料

  • 表1~6 地盤沈下の観測状況(PDF(97KB))
  • 表7 沈下水準点および沈下面積の経年変化(PDF(43KB))
  • 表8 地盤沈下面積(沈下域)の推移(PDF(46KB))
  • 表9 地下水位観測一覧表(PDF(58KB))
  • 図1 主な水準点の経年変化グラフ(PDF(69KB))
  • 図2 規制地域の揚水量と地下水位の変化グラフ(PDF(49KB))
  • 図3 H18 1cm以上の沈下点の沈下の経年変化グラフ(PDF(61KB))
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本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 環境共生局 大気・水環境課 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2380 
ファクス番号:059-229-1016 
メールアドレス:mkankyo@pref.mie.lg.jp 

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