定年退職した翌日から一日も欠かさず山へ登り続けて一万日をめざした、東浦奈良男さん。
人生最後の27年間を登山に費やし、達成目前の連続9738日で倒れ、昨年12月に86歳で亡くなりました。その日々の山行や生活に密着取材した『信念 東浦奈良男 一万日連続登山への挑戦』の著者・吉田智彦氏による、東浦さんの晩年を捉えた写真展を開催します。
また三重県立図書館では、著者の吉田氏をお招きして、東浦さんの生前の姿をお話しいただくトークショーを開催します。この催しを通じて、三重に生きた信念の人物を、より多くの方々に知っていただければと思います。
●写真展について
1 日時および場所
(1) 三重県立図書館会場
ア 期間 平成24年7月7日(土曜)から8月5日(日曜)まで
イ 場所 三重県立図書館 2階文学コーナー(津市一身田上津部田1234)
ウ 開館時間 午前9時から午後7時まで
エ 休館日 7月9日、17日、23日、30日、31日
(2) 伊勢市立小俣図書館会場
ア 期間 平成24年8月25日(土曜)から9月17日(月曜)まで
イ 場所 伊勢市立小俣図書館 2階ギャラリー(伊勢市小俣町本町2)
ウ 開館時間 午前9時から午後7時まで
エ 休館日 8月28日、9月4日、11日、14日
(3) 伊勢市立伊勢図書館会場
ア 期間 平成24年10月2日(火曜)から10月9日(火曜)まで
イ 場所 伊勢市立伊勢図書館 2階展示ホール(伊勢市八日市場町13-35)
ウ 開館時間 午前9時から午後7時まで
エ 休館日 10月3日
2 内容 吉田智彦氏が撮影した東浦奈良男さんの写真(約30点)等の展示
3 入場料 無料
4 主催 伊勢市立伊勢図書館、伊勢市立小俣図書館、三重県立図書館
●トークショーについて
1 日時 平成24年7月7日(土曜)14時から15時まで
2 会場 三重県立図書館 2階文学コーナー(津市一身田上津部田1234)
3 出演 吉田智彦氏(写真家・ライター)
4 入場料 無料
5 定員 70名(先着、申し込み制)
6 申し込み
下記の方法にて、入場を希望される方のお名前、電話番号をお知らせください
三重県立図書館「トークショー」係
電話 059-233-1181
ファックス 059-233-1191
電子メール mie-lib@library.pref.mie.jp
窓口 三重県立図書館カウンター
パソコン・携帯電話 三重県電子申請の申し込みフォームから
パソコン用申込URL:https://www.shinsei.pref.mie.lg.jp/uketsuke/dform.do?acs=higashiura
●東浦奈良男(ひがしうら・ならお)氏 プロフィール
1925年、大阪府出身。第二次世界大戦中、両親の故郷三重県度会郡小俣町(現伊勢市)へ移住。1960年、乗鞍岳で登山の魅力を知り、富士山や日本アルプスなど全国の山を登り歩く。1984年に印刷会社を定年退職後、翌日から連続登山を開始する。登る山を地元と富士山に絞って、目標を一万日とした。4500日の時に、オペル冒険大賞’96チャレンジ賞を受賞。2011年6月、体調を崩し、連続登山はストップした。記録は9738日だった。連続以前の登山も合わせて、富士山へ368回登頂している。その後、容体は回復せず、2011年12月に86歳で逝去。
●吉田智彦(よしだ・ともひこ)氏 プロフィール
1969年、東京都出身。20代半ばにニュージーランド、カナダ、アラスカなどを巡り、自然と人間のあり方を考えるようになり、ノンフィクションや写真、絵を発表しはじめる。スペインのサンティアゴ、チベットのカイラス山など世界の巡礼路を歩き、全熊野古道、四国遍路を踏破。現在は、日本独自の文化に注目し、農村歌舞伎や島を取材する。作品は『熊野古道巡礼』(東方出版)、『おぼん ふるさとへ帰る夏』(月刊絵本「たくさんのふしぎ」2009年8月号 福音館書店)など。