県は、三重県農林水産物・食品輸出促進協議会に林産部会※1を設け、森林組合や林業者等に対して木材輸出に関する研修会を開催し、県産材の輸出の実現に向けた取組を進めてきました。
また、県は「株式会社インベス」や、四日市港でコンテナへの原木の積み込みやコンテナの運搬などを行う「日本トランスシティ株式会社」と木材輸出に向けた意見交換を行うとともに、「株式会社インベス」に県産材原木の供給元である県内森林組合を紹介するなど輸出の実現に向けた取組をサポートしてきました。
これらの取組や「株式会社インベス」による港湾運送事業者への働きかけなどの取組の結果、下記のとおり輸出が行われることとなりました。
記
1 出港日 韓国向け2月9日(月)、台湾向け2月下旬~3月上旬(予定)
2 輸出港 四日市港
3 輸出事業者 株式会社インベス(鈴鹿市)※2
4 港湾運送事業者 日本トランスシティ株式会社(四日市市)※3
5 輸出先及び輸出量
【韓国(釜山港)向け】
ヒノキ原木55m3(丸太約630本)、うち県産材は45m3(民有林分25m3、国有林分20m3)
【台湾(台中港)向け】
スギ原木(一部ヒノキを含む)346m3(丸太約4,000本)、うち県産材は208m3(国有林分208m3)
※1 三重県農林水産物・食品輸出促進協議会とは
「みえ国際展開に関する基本方針」及び国が策定した「農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略」を踏まえ、県内の食品関係団体・企業等と県が一体となって県産材の輸出拡大を推進できるよう、三重県農林水産物・食品輸出促進協議会を平成26年3月20日に設立しました。((平成26年12月末の会員数:団体会員12、個人・法人会員33)、うち林産部会(団体会員4、個人・法人会員2))
※2 株式会社インベスとは、主に木材の販売を行っている事業者です。
※3 日本トランスシティ株式会社とは、主に港湾運送業や倉庫業を行っている事業者です。