平成27年7月31日、三重県産業廃棄物の適正な処理の推進に関する条例第22条第1項の規定に基づき、株式会社三協(三重県伊勢市中須町627-3、代表取締役 金山幸市)から、同社が経営していたボウリング場(名称:ミエボウル、所在地:伊勢市中須町627-3)において、ポリ塩化ビフェニル(以下「PCB」という。)を含む電気設備(コンデンサ)2台、微量PCBを含む可能性のあるコンデンサ等5台を紛失したとの届出がありました。
1 内容
ミエボウルでは、平成26年8月の営業停止後、ボウリング場は閉鎖状態となっていましたが、本年7月21日頃から同ボウリング場建屋の解体工事が始まったことを受け、県が7月23日に立入調査を行ったところ、以前使用されていたPCBを含むコンデンサ2台、微量PCBを含む可能性のあるコンデンサ1台、トランス4台が無くなっていることを発見しました。
このため、ボウリング場の元経営者(株式会社三協)に状況確認を求めていたところ、本日(平成27年7月31日)、同社から上記コンデンサ等を紛失したとの届出がありました。
届出によると紛失した原因は、同社がボウリング場にあった物品を債務の返済のため債権者に引き取らせる際、対象物の確認を十分に行わなかったためとのことです。
なお、現在のところ、紛失したコンデンサ等によるPCBの汚染等は確認されていません。
2 今後の対応方針
株式会社三協は現在、法人の清算手続き中ですが、同社の元代表者に対してPCB入りコンデンサ等の調査の徹底等、必要な措置を講じるよう指導をしていきます。