熊野古道伊勢路の世界遺産登録20周年の一環として、熊野若手職員グループ「幸結び隊」が、紀南地域の高校生や保全団体の方々と連携して、松本峠(熊野市)の保全活動を行います。
今年で、熊野古道伊勢路の世界遺産登録20周年を迎えますが、保全団体に関する後継者不足の問題が深刻化してきており、保全活動が十分に出来なくなってきています。このままでは、古道の手入れが不十分になり、本来の価値や魅力が失われてしまうだけでなく、訪れる方が、安全に熊野古道を歩くことが出来なくなる可能性があります。そのため、今後の熊野古道を守っていく人材として関わっていく可能性がある地元の高校生を対象に、熊野古道の歴史や文化、現状について知ることができ、保全の重要性ややりがいを実感できる取組を行い、熊野古道や保全作業に興味を持ってもらうためのきっかけづくりをします。
1.開催日時
〇保全作業日
10月26日(土)8時45分から13時30分
※雨天時は、10月27日(日)8時45分から13時30分に延期。
2.開催場所
三重県熊野庁舎5階大会議室(熊野市井戸町371)
熊野古道伊勢路松本峠(熊野市)
3.開催内容
〇講演(前半) 8時45分から9時15分
演題:「世界遺産の本当の意味とは何か」
イコモス文化の道国際科学委員会委員(三重県環境生活部 文化振興課 主幹兼係長)
伊藤文彦(いとう ふみひこ)氏
場所:三重県熊野庁舎5階大会議室
※講演(前半)は、ビデオ配信形式になります。
〇講演(後半) 9時15分から9時30分
演題:「保全活動の重要性・やりがいとは」
三重県文化財保護指導委員・熊野参詣道伊勢路環境保全指導員
西山光雄(にしやま みつお)氏
場所:三重県熊野庁舎5階大会議室
〇保全作業【土砂の搬入】 10時00分から12時00分
松本峠のプロパティーゾーン(コアゾーン)において、長年の風雨の影響で大小の石が散乱していたり、段差があり訪れる方がつまずく可能性がある危険な場所に土を入れて、安全な古道にするための保全活動を行います。
場所:熊野古道伊勢路 松本峠
〇交流会 12時40分から13時30分
今後の熊野古道の保全や、保全団体の後継者不足問題の改善策等について、幸結び隊・保全団体・高校生でアイデアを出し合い検討します。
場所:熊野古道伊勢路 松本峠
4.参加者(予定)計40名程度参加予定
・熊野庁舎若手ワーキンググループ 幸結び隊 10人
・尾鷲高等学校生徒 参加者数未定
・木本高等学校生徒 参加者数未定
・紀南高等学校生徒 参加者数未定
・保全団体(だんだんの会) 10人
・保全団体(二木島峠・逢神坂峠世話人会)1人
5.その他
参加していただく高校生の方には、事前に説明会を下記の日程で行う予定です。
〇各高校 事前説明会(作業内容について)
木本高等学校 10月22日 16時00分から16時30分 場所:木本高等学校
尾鷲高等学校 10月18日 16時00分から16時30分 場所:尾鷲高等学校
紀南高等学校 10月21日 16時15分から16時45分 場所:紀南高等学校
※上記日程は変更の可能性があります。
6.主催・問い合わせ
三重県熊野庁舎(三重県熊野市井戸町371)
紀南地域活性化局地域活性化防災室県民防災課
(三重県熊野地域若手ワーキンググループ「幸結び隊」事務局)
電話番号 0597-89-6105
(平日午前8時30分から午後5時15分)