三重県立美術館では「丸沼芸術の森所蔵 ベン・シャーン展」を開催します。
リトアニアに生まれアメリカで活躍したベン・シャーン(1898-1969)は、20世紀アメリカを代表する芸術家の一人です。本展では、シャーンの初期から晩年までの作品を揃える埼玉県朝霞市の丸沼芸術の森コレクションから、水彩・素描、版画、写真等約300点を紹介します。
1.開催要項
(1)会期 平成28年7月9日(土)から9月25日(日)まで
(2)会場 三重県立美術館(津市大谷町11)
(3)開館時間 午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
(4)休館日 毎週月曜日(祝休日の場合は開館し、翌日休館)
【7月11日(月)、19日(火)、25日(月)、
8月1日(月)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)、
9月5日(月)、12日(月)、20日(火)
※7月18日(月・祝)と9月19日(月・祝)は開館】
(5)観覧料 一般900(700)円/学生700(500)円/高校生以下無料
※( )内は前売り料金および20名以上の団体料金
障害者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)、教育活動の一環として来館する県内
学校(幼・小・中・高・特別支援)および相当施設の引率者(要申請)は無料。
家庭の日(第三日曜日)は団体割引料金で観覧可。
(6)主催 三重県立美術館、丸沼芸術の森
(7)後援 NHK津放送局、三重テレビ放送、三重エフエム放送
(8)助成 公益財団法人三重県立美術館協力会、一般財団法人自治総合センター
2.展覧会のみどころ
ベン・シャーンと言えば、震える黒い線の画家という印象を多くの人が抱かれますが、今回の展覧会
では、シャーンの線の魅力が感じられる素描作品や知名度の高いポスター等を紹介します。
また、その一方で、画集等にも掲載される機会があまり多くない初期の作品や、色彩豊かな水彩作品
等も出品予定。このため、いろいろなベン・シャーン作品の魅力が堪能できる展覧会になるでしょう。
また、丸沼芸術の森が新しく収蔵した、素描1点(≪サルトルのマルクス主義 表紙原画≫)と書
籍1点(『サルトルのマルクス主義』)を初公開しますので、そちらもご期待ください!
3.会期中のイベント
(1)オープニング・ギャラリー・トーク
日時:7月9日(土)午後2時30分から午後3時15分ごろまで
講師:大竹輝明氏(丸沼芸術の森学芸員)
場所:企画展示室
ベン・シャーン展および丸沼芸術の森の作家たち展について解説します。
申込不要/要観覧券
(2)スライド・トーク
日時:7月17日(日)「ベン・シャーン:弾劾する画家」
8月13日(土)「ベン・シャーンの壁画制作」
8月28日(日)「ベン・シャーン作品とユダヤ」
9月22日(木・祝)「『ある絵の伝記』を読む」
いずれも午後2時から午後2時30分ごろまで
場所:三重県立美術館美術体験室
当館の担当学芸員が、毎回異なるテーマで作家や作品についてお話しします。
申込不要/参加無料
(3)記念講演会「ベン・シャーン 一篇の詩の最初の言葉が生まれるまで」
日時:9月18日(日)午後2時から午後3時30分ごろまで
講師:荒木康子氏(福島県立美術館学芸員)
場所:三重県立美術館講堂
申込不要/参加無料
4.同時開催
本展と同時期に、当館柳原義達記念館にて「丸沼芸術の森の作家たち」展を開催いたします。丸沼芸
術の森で現在活動する作家11名、過去に丸沼芸術の森で活動した作家3名の作品(絵画、版画、彫刻、
陶芸、インスタレーション)を出品する予定です。
出品作家:
<現在活動する作家> 青木美歌、入江明日香、榎本洋二、大橋博、川部倫子、儀保克幸、長尾望、
河明求、丸山栄子、山本靖久、渡辺一宏
<かつて在籍していた作家> 村上隆、進川桜子、堀太一
5.お問い合わせ先
【展覧会について】
三重県立美術館 学芸普及課 鈴村麻里子(suzumm00@pref.mie.jp)
生田 ゆき(ikutay00@pref.mie.jp)
【画像使用について】
三重県立美術館 学芸普及課 樋口萌(bijutsu2@pref.mie.jp)
〒514-0007 三重県津市大谷町11番地 三重県立美術館 学芸普及課
TEL. 059-227-2225(鈴村直通)/ FAX. 059-223-0570
※ベン・シャーン作品の図版を複製・掲載される場合は、お問い合わせください。