三重県立美術館　企画展「笠岡市立竹喬美術館名品展　小野竹喬」

　三重県立美術館では、近代日本画を代表する画家・小野竹喬（おのちっきょう）（1889-1979）の展覧会を開催します。本展は、竹喬の生地である岡山県・笠岡市立竹喬美術館の全面的な協力により、同館が所蔵する竹喬の代表作、素描を展示し、彼の生涯と芸術を紹介するものです。

１．開催要項
（１）展覧会名
　　　笠岡市立竹喬美術館名品展　小野竹喬
（２）期間
　　　令和5年4月22日（土）から6月11日（日）まで
（３）会場
　　　三重県立美術館　企画展示室
（４）開館時間
　　　9時30分から17時まで（入館は16時30分まで）
（５）休館日
　　　月曜日（ただし5月1日は開館）
（６）観覧料
　　　一般1,000（800）円、学生800（600）円、高校生以下無料
　　　※（　）内は20名以上の団体割引料金
　　　※家庭の日（5月21日［日］）は団体割引料金となります。
（７）主催
　　　三重県立美術館
（８）助成
　　　公益財団法人三重県立美術館協力会
（９）特別協力
　　　笠岡市立竹喬美術館

２．期間中のイベント
（１）記念講演会
　　演題：「竹喬絵画の魅力－近現代日本画の中で－」
　　講師：上薗四郎（うえぞのしろう）（笠岡市立竹喬美術館前館長）
　　日時：4月23日（日）午後2時から（90分程度）
　　会場：三重県立美術館講堂
　　定員：70名
　　※参加無料　先着順（直接講堂にお越しください）
　　※開場・受付は午後1時20分から

（２）笠岡市立竹喬美術館学芸員によるギャラリートーク
　　日時：5月14日（日）午後2時から（60分程度）
　　会場：企画展示室
　　定員：40名
　　※ご参加には観覧券が必要です
　　※先着順（午後1時30分より企画展示室入口横にて整理券を配布します）

（３）三重県立美術館学芸員によるスライドトーク
　　日時：5月27日（土）午後2時から（60分程度）
　　会場：三重県立美術館講堂
　　定員：70名
　　※参加無料　先着順（直接講堂にお越しください）
　　※開場・受付は午後1時20分－

３．小野竹喬について
　小野竹喬（1889－1979）は、日本の自然の美しさを描き続けた日本画家で、志摩市大王町波切の自然に魅了され、《波切村》を描いた三重県ゆかりの画家でもあります。
　岡山県笠岡市に生まれた竹喬は、14歳で故郷を離れ、京都で竹内栖鳳（たけうちせいほう）に師事しました。西洋の美術や芸術思想にも関心を寄せ、洋画家や学者、評論家とも広く交流し、新しい芸術創造を目指す先鋭的な運動にも参加しました。1918（大正７）年には、新進気鋭の日本画家たちで国画創作協会を創設し、日本画革新に挑みます。同会解散後は、京都画壇の中心的画家として官展を舞台に活躍しました。豊かな色彩で詩情豊かに描き出された竹喬の風景画は、今なお多くの人々に愛されています。