三重県立美術館では、伊勢市出身の彫刻家、橋本平八(はしもと へいはち)の没後90年を記念する展覧会を開催します。15年ぶりの回顧展となる本展では、代表作と資料から生涯をたどり、橋本平八の創作世界に迫ります。
また、会期中には関連イベントとして記念講演会、クロストーク、創作ワークショップを開催します。展覧会とあわせてぜひご参加ください。
1.開催要項
(1)展覧会名
「没後90年 橋本平八展」
(2)期間
令和7年8月2日(土曜日)から10月13日(月曜日・祝日)まで
(3)会場
三重県立美術館 企画展示室
(4)開館時間
午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
(5)休館日
月曜日(但し、8月11日、9月15日、10月13日は開館)、
8月12日(火曜日)、9月16日(火曜日)
(6)観覧料
一般1,000(800)円、学生800(600)円、高校生以下無料
※( )内は前売および20名以上の団体割引料金
※家庭の日(8月17日、9月21日)は団体割引料金となります。
(7)主催
三重県立美術館
(8)後援
伊勢市、伊勢市教育委員会
(9)助成
芸術文化振興基金、公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術館協力会
2.会期中のイベント
(1)記念講演会「橋本平八について考える」
講師:毛利 伊知郎(もうり いちろう)氏(四日市市立博物館長、前三重県立美術館長)
日時:8月24日(日曜日)午後2時から(90分程度)
会場:美術館講堂
定員:140名(当日先着順、午後1時30分に開場・受付します)
参加費無料
(2)クロストーク「橋本平八を語る」
講師:七搦 綾乃(ななからげ あやの)氏(彫刻家、金沢美術工芸大学講師)、
石崎 尚(いしざき たかし)氏(愛知県美術館学芸員)
日時:9月6日(土曜日)午後1時から(60分程度)
会場:企画展示室
※展示室に入るため、橋本平八展観覧券が必要です。参加をご希望の方は、展示室入口にお集ま
りください。
(3)ワークショップ「彫刻のためのデッサン会~木に描いてみよう!~」
講師:長谷川 寛示(はせがわ かんじ)氏(彫刻家)
日時:8月16日(土曜日)
①午前の部 午前10時から12時 ②午後の部 午後2時から4時
会場:美術体験室
対象:小学生、中学生
定員:各回15名(応募者多数の場合、抽選となります)
参加費無料、要事前申込(美術館ウェブサイトより申込フォームにてお申込みください)
8月7日(木曜日)締切
3.展覧会の内容について
橋本平八(1897から1935)は、現在の伊勢市出身の彫刻家。伊勢で彫刻の手ほどきを受けた後、上京して佐藤朝山(さとう ちょうざん)に木彫を学びました。25歳にして《猫》が日本美術院展に初入選を果たすと、その高い技術と才能によりたちまち注目を集めます。29歳で帰郷した後も、《石に就(つい)て》などの意欲作を次々に発表しました。その活躍は「木を持たしては橋本君」と評されるほどでしたが、惜しくも1935(昭和10)年に亡くなり、38年の生涯を閉じました。
生涯のほとんどを故郷の伊勢で過ごした橋本平八は、周囲の豊かな自然に刺激を受け、古代彫刻や古今東西の哲学に学びながら独自の思想を深めました。自然や生命の神秘について洞察を重ねた作品の数々は、今もなお多くの人を惹きつけています。
15年ぶりの回顧展となる本展では、代表作と資料から生涯をたどり、橋本平八の創作世界に迫ります。
4.伊勢市長への表敬訪問
展覧会のPRのため、三重県立美術館長が伊勢市長を表敬訪問します。
(1)日時
令和7年6月27日(金曜日)午後4時から
(2)場所
伊勢市役所本庁舎本館2階 市長応接室(伊勢市岩渕1-7-29)
(3)応対者
伊勢市長 鈴木 健一(すずき けんいち)氏
(4)訪問者
三重県立美術館 館長 速水 豊(はやみ ゆたか)、
学芸員 高曽 由子(こうそ ゆうこ)
(5)取材
取材は、直接会場へお越しください。
5.問い合わせ先
三重県立美術館
電話 059-227-2100(代表) FAX 059-223-0570
三重県政記者クラブ、第二県政記者クラブ及び伊勢記者会に、同時に資料提供しています。