三重県立美術館では、「やさしい日本語」による所蔵品展示「洋画のきほん」を開催します。「やさしい日本語」は、日本語を母語としない外国人のみならず、子どもや高齢者、障がいのある人とのコミュニケーションにも役立つツールとして、さまざまな分野で活用が広がっています。今回は、展示作品の解説に「やさしい日本語」を用い、美術作品の見どころを楽しく、わかりやすく解説します。
1.開催要項
(1)展覧会名
「洋画のきほん」
(2)期間
令和7年12月23日(火曜日)から令和8年3月29日(日曜日)まで
(3)会場
三重県立美術館 常設展示室(津市大谷町11)
(4)開館時間
9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
(5)休館日
月曜日(ただし1月12日、2月23日は開館)、1月13日(火曜日)、2月24日(火曜日)
年末年始 令和7年12月29日(月曜日)から令和8年1月3日(土曜日)
(6)観覧料
一般310(240)円、学生210(160)円、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※家庭の日(1月18日、2月15日、3月15日)は団体割引料金でご覧いただけます。
(7)主催
三重県立美術館
(8)助成
令和7年度 文化庁 Innovate MUSEUM事業
2.概要
三重県立美術館では、令和6年から文化庁の助成を受け、「美術館がつなぐ共生社会推進事業」を進めています。この事業では、三重県立美術館がさまざまな個人・団体をつなぐハブとして機能しながら、誰もが自分らしく生きられる共生社会の実現に向け、さまざまな取り組みを実施しています。
三重県には、令和6年12月末時点で約66,000人の外国人が暮らしており、県民(約1,748,000人)の約26人に1人が外国人です。この状況をふまえ、三重県立美術館ではこのたび「やさしい日本語」を導入した展示に取り組みます。
「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。外国人だけでなく、子どもや高齢者、障がいのある人とのコミュニケーションにも役立つツールです。美術館を利用するさまざまな人に楽しんでいただけるよう、今回は、日本の洋画の見どころを「やさしい日本語」を使った作品解説文とともに紹介する展示会を開催します。
■関連資料
「洋画のきほん」チラシ(PDF)
■関連リンク
三重県 やさしい日本語(三重県環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 多文化共生班)
三重県|多文化共生:やさしい日本語ガイドラインを作成しました