三重県埋蔵文化財センターでは、令和8年度高度水利機能確保基盤整備事業(磯地区)に伴い、伊勢市磯町にある「袴田(はかまだ)遺跡」で発掘調査を令和8年6月から行っています。弥生時代後半に造られた方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)と呼ばれるお墓などの貴重な遺構や遺物がみつかりましたので、下記の通り現地説明会を開催いたします。ぜひこの機会に現地へお越しください。
記
1 日 時 令和8年9月26日(土曜日) 午前10時から午前12時まで
※午前10時から全体説明を行います。その後は、午前12時まで現場を
公開し、随時説明を行います。
2 場 所 袴田遺跡発掘調査現場(伊勢市磯町)
※駐車スペースが一切ありませんので、公共交通機関をご利用ください。
最寄り駅 近鉄小俣駅から徒歩約5分 最寄りバス停 豊浜大橋から徒歩約5分
※添付の地図を参考にご来場ください。
3 説明者 三重県埋蔵文化財センター職員
4 参加方法 どなたでも参加できます。直接会場にお越しください(事前申込不要)。
5 調査の概要
袴田遺跡は、伊勢市北東部に位置する遺跡です。現在の伊勢湾の海岸線から4㎞ほど遡った所にあ
り、北に外城田川、南に宮川が流れる平野の微高地上に立地しています。昨年度に行った袴田遺跡の
発掘調査では、7世紀中頃の古墳が3基、7世紀末頃のお墓が4基確認されています。
今回の袴田遺跡の発掘調査では、弥生時代後半(約2,000年前)の方形周溝墓と呼ばれるお墓が2
基みつかりました。方形周溝墓とは、方形の溝で囲った中に埋葬部を設けたお墓のことです。この溝
からは、お墓に供えられた可能性がある弥生土器が複数出土しました。なかには胴部に孔があけられ
た壺もあり、当時の埋葬時の儀礼の様子をしのばせる資料として貴重です。
また、方形周溝墓の南側には小さな谷状の落ち込みがあり、弥生時代から鎌倉時代の土器が出土し
ました。この谷状の落ち込みは、宮川から入り込んだ低湿地部に続いている可能性があります。
このように、今回の袴田遺跡の発掘調査では、弥生時代後半の埋葬やその儀礼に関わる遺構・遺物
と、昔の宮川沿いの地形を考えていくための重要な発見がありました。
現地説明会では、袴田遺跡の遺構と遺物を直接ご覧いただけます。
6 その他
(1)小雨決行。なお、当日の午前6時30分時点で激しい降雨の場合や、伊勢市にレベル4以上の
大雨・洪水・土砂災害危険警報・特別警報、暴風警報・特別警報が発表されている場合は中止し
ます。
(2)中止の際には、三重県埋蔵文化財センターのホームページでお知らせしますので、来場前にご
確認ください。
(3)屋外での説明会になりますので、熱中症対策等、各自で健康管理をお願いします。
(4)当日の連絡先 三重県埋蔵文化財センター 調査研究1課 担当 渡辺・川部
公用携帯(当日)080-4965-4714(渡辺)
070-1625-4819(川部)