若き防災リーダーを育成するため、東日本大震災で被害を受けた東北地方で学ぶ「学校防災ボランティア事業」の参加高校生を募集します。
1 本事業の趣旨
近い将来南海トラフ地震の発生が危惧される三重県では、県内の高校生が自らの命を守り抜くことに加
え、支援者となり得る視点から、安全で安心な社会づくりに貢献できる知識や能力を習得することが求め
られています。
そこで、県内の高校生が東日本大震災で被害を受けた東北地方(福島県・宮城県)を訪問し、現地の
方々との交流やボランティア活動、被災体験・復興についての学習や現地高校生との防災合同学習を行う
ことなどにより、大規模な自然災害発生時に地域で自ら行動できる防災人材の育成に取り組みます。
2 日程および内容
①事前学習会(オリエンテーション)
日時:7月23日(日)
場所:みえ市民活動ボランティアセンター イベント情報コーナー
(津市羽所町700番地アスト津3階)
②現地(東北)学習会(内容は変更する場合があります。)
第1日:8月8日(火)
午前:三重県庁で出発式
~三重県庁から福島県まで移動(貸切バス)~
夜 :宿舎着
宿泊:福島県双葉郡内
第2日:8月9日(水)
午前:福島県立ふたば未来学園高校と三重県の高校生による防災合同学習会(福島県双葉郡内)
午後:~福島県から宮城県まで移動(貸切バス)~
震災遺構大川小学校(石巻市)にて語り部による講話(講師:大川伝承の会)
宿泊:宮城県東松島市内
第3日:8月10日(木)
午前:東松島市あおい地区でのボランティア活動(住民の皆さんとの交流)
午後:ワークショップ「避難所運営」(講師:東北大学 齋藤幸男 非常勤講師)
講義「復興への取組」(講師:あおい地区 小野竹一 会長)
宿泊:東松島市内
第4日:8月11日(金)
午前:~宮城県から三重県まで移動(貸切バス)~
夜 :三重県庁着・解散
③事後学習会(現地活動のふりかえり、まとめ)※活動内容の発表用資料作成
日時:令和5年8月23日(水)
場所:みえ市民活動ボランティアセンター 交流スペース
(津市羽所町700番地アスト津3階)
④成果報告会(東北でお世話になった方々向けにオンラインで発表)
日時:令和5年9月10日(日)
場所:みえ市民活動ボランティアセンター イベント情報コーナー
(津市羽所町700番地アスト津3階)
※参加生徒は別途、それぞれの学校のほか、教職員向けの各種研修の場においても成果発表を
行う予定です。
3 防災士の資格取得
参加者が防災士の資格を取得できるように、事前学習会・現地(東北)学習会・防災士勉強会を通じ
て、防災士資格取得に必要な研修履修証明を取得できるカリキュラムとします。
(防災士の資格取得は任意です。)
※防災士とは、NPO法人日本防災士機構が認証する資格で、「自助・共助・協働を原則として、社会
の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得した
ことを、日本防災士機構が認証した人」とされています。
①防災士勉強会
日時:令和6年2月11日(日)
場所:津市内
②防災士試験
日時:令和6年3月2日(土)13時から14時(試験時間50分)
場所:四日市市総合会館
受験料:自己負担(受験料、登録費用含めて別途14,000円)
※防災士の資格取得を希望しない方は、上記に参加する必要はありません。
4 参加生徒の募集
①対象及び人数
県内に所在地がある高校の生徒30名程度
②申込方法
・参加を希望する生徒は、別添チラシ裏面の「参加申込用紙」に必要事項を記載し、令和5年6月9日
(金)までに担任へ提出してください。
・応募者多数の場合は選考となります。
・選考結果は、6月下旬頃に各学校を通じて連絡します。
③参加上の留意点
・当日、発熱があるなど体調不良の場合は参加を控えていただきます。
5 参加費用
・防災士テキスト代4,000円(防災士試験を受験するしないにかかわらず全員購入)
・自宅から現地(東北)学習会の集合・解散場所(三重県庁)までの交通費
・全日程の昼食代、飲料代
・県内の学習会等への参加にかかる交通費