能登半島地震、奥能登豪雨で被災した石川県輪島市門前町に、令和7年11月1日(土曜日)から11月3日(月曜日・祝日)にかけて「学校防災ボランティア事業」に参加する県内の高校生35名を派遣し、ボランティア活動及び現地学習会に実施します。
1 目的
近い将来において、南海トラフ地震の発生が危惧される三重県では、県内の高校生が自らの命を守り抜
くことに加え、支援者となり得る視点から、安全で安心な社会づくりに貢献できる知識や能力を習得する
ことが求められています。
そこで、県内の高校生を能登半島地震で被害を受けた石川県能登地方に派遣し、現地でのボランテ
ィア活動通じて防災について学び、大規模な自然災害発生時に地域で自ら行動できる防災人材となるこ
とを目的に実施します。
2 参加生徒
19校35名(県立14校27名、私立4校7名、国立1校1名)
3 日程および内容
・第1日 :11月1日(土曜日)
活動内容:地域での現地学習会
講義 :能登半島地震や奥能登豪雨における地域での災害対応
講師 :輪島市門前町皆月(みなづき)地区 区長 伏見 孝一(ふしみ こういち) 氏
場所 :皆月地区多目的集会所
・第2日 :11月2日(日曜日)
活動内容 :ボランティア活動及びタウンウォッチング
①ボランティア活動(午前)
内容 :仮設住宅の足浴ボランティア
活動場所:道下第2団地、清水第1団地、浦上公民館
指導者 :四日市大学 副学長・教授 鬼頭 浩文(きとう ひろふみ) 氏
四日市東日本大震災支援の会スタッフ
②タウンウォッチング(午後)
内容 :商店街のインタビューを含めたタウンウォッチング
活動場所:門前町総持寺通り商店街
コーディネーター:四日市大学 副学長・教授 鬼頭 浩文 氏
※両日とも能登の古民家宿TOGISO(石川県羽咋郡志賀町赤崎ロ58-1)に宿泊し、寝袋体験を
行います。
・第3日 :11月3日(月曜日・祝日)
活動内容:学校での現地学習会
場所 :輪島市門前中学校
講義① :能登半島地震及び奥能登豪雨に対する輪島市教育委員会の取組について
講師 :輪島市教育委員会教育長 小川 正(おがわ ただし) 氏
輪島市教育委員会教育総務課長 平田 勝(ひらた まさる) 氏
講義② :能登半島地震及び奥能登豪雨に対する門前中学校の取組について
②-1 避難所開設と運営について
講師:輪島市立門前中学校 教頭 相神 淳也(あいかみ じゅんや) 氏
②-2 学校再開までの学習について
講師:輪島市立門前中学校 教諭 宮崎 小百合(みやざき さゆり) 氏
②-3 豪雨災害と白山での学習について
講師:輪島市立門前中学校 教諭 山本 安博(やまもと やすひろ) 氏
ワークショップ:震災を体験し、感じたことや自分自身の行動について
参加者:石川県立門前高等学校生徒2名・卒業生3名及び輪島市立門前中学校生徒33名
トーク :2度の災害による地域の状況や門前中学校や門前高校での避難所運営等について
講師 :総持寺通り協同組合 代表理事 能村 武文(のむら たけふみ) 氏
4 現地学習会のフィードバック
振り返りの事後学習会と、参加生徒が訪問先でお世話になった方々へのオンライン成果報告会を、
令和8年2月1日(日曜日)にアスト津で実施します。