本県の児童生徒の家庭での学習時間は年々減少しており、全国学力・学習状況調査の結果でも全国平均より低い状況が続いています。学習習慣の確立が大きな課題であり、本年度は重点事業として「学習習慣の確立に向けた取組推進事業」を進めています。
このたび、小中学校等の教職員を対象として、「学級活動」の授業公開と、有識者による講演会を組み合わせた「学習習慣の確立に向けた研修会」を公開開催いたします。
1 「学習習慣の確立に向けた取組推進事業」について
・モデル校(2校)を指定し、学習習慣の確立に関して高い専門的知識を有する有識者を招いて「一人では
続かないから、集団の力で継続することが大切」というテーマのもと、家庭での学習習慣の確立に向けた
取組を進めています。
・子どもたちは「学級活動」や「総合的な学習の時間」の中で、自身の生活習慣や学習習慣の長所と課題を
分析し、課題の改善に向けた計画を立て、家庭で一定期間実践します。取組後は、続けたいことや見直し
たい点をクラスで振り返り、子ども同士でほめ合ったり、励まし合ったりしながら、継続した取組につな
げています。
2 学習習慣の確立に向けた研修会
(1)目的
子どもたちが自己マネジメント力や自己調整力を主体的に育む授業づくりについて、モデル校の実
践や有識者による講演を通して理解を深め、具体的な手立てを共有することで、各学校における学習
習慣の確立につなげます。
(2)日時
令和7年10月31日(金曜日)13時50分から16時30分まで
(3)場所
伊賀市立阿山小学校(伊賀市馬場1045)
(4)内容
○公開授業(13時50分から14時35分まで)
・学年:第5学年
・教科:学級活動
○講演会(14時50分から16時30分まで)
・講演「児童の自律的で協働的な家庭学習習慣を形成する-レーダーチャートの可視化と支え合う
集団作りを通して-」
・講師
早稲田大学教育・総合科学学術院 大学院教育学研究科 教授 田中 博之(たなか ひろゆ
き)氏
・モデレーター
授業デザイン研究所
ノートルダム清心女子大学 教職課程科目担当 非常勤職員 三浦 隆志(みうら たかし)氏
(5)参加者
・県内公立小中学校等の教職員及び県内各市町等教育委員会事務局の職員