本県が実施する「新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた無料PCR検査事業」において、委託事業者(名鉄観光サービス株式会社津支店)が複数の申込者に対して同一の電子メールで連絡した際、他の受信者のメールアドレスが判別できない方式(BCC)に設定して送信すべきところを、申込者本人以外のメールアドレスが分かる状態で電子メールを送信しました。
当事者の皆様にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫びするとともに、今後、個人情報の取扱いには改めて注意するよう、委託事業者を指導し、再発防止を徹底してまいります。
1 事案の経緯等
(1)発生日時(メールの誤送信の時間)
令和3年10月22日(金) 午後 8時32分(3人あて送信)
令和3年10月24日(日) 午前11時19分(2人あて送信)
令和3年10月24日(日) 午前11時40分(4人あて送信)
(2)概要
本事業の委託事業者が、申込書の記載事項に不備のあった複数の申込者に対して同一の電子メールで連
絡した際、他の受信者のメールアドレスが判別できない方式(BCC)に設定して送信すべきところを、
申込者本人以外のメールアドレスが分かる状態で電子メールを送信しました。また、委託事業者内におけ
る注意喚起や再発防止策の徹底が不十分だったため、同様の事案が合計3件発生しました。
(誤送信した担当者は2人。22日と24日の誤送信は別の担当者によるもの。)
(3)誤って送付された情報
申込者のメールアドレス
※メールの件名および本文は同一文面であり、個人情報の記載はありませんでした。
2 対応状況
いずれの事案についても、委託事業者の職員が当該メールの送信後30分以内に誤送信に気付きました。誤送信のあった日から、委託事業者が対象の9人へ電話連絡して謝罪及び当該メールの削除を依頼し、うち8人からは10月25日(月)までに了承を得ました。連絡が取れない1人に対しては、引き続き電話のほか電子メールにより連絡を続けたものの、委託事業者から連絡を取ることはできませんでした。また、県からも対象者に対して謝罪の連絡を行い、連絡が取れない方に対しては、11月2日(火)にその旨の文書を送付しました。
当事案にかかる委託事業者から県への報告については、10月26日(火)にあり、同日、再発防止策の検討を指示し、11月1日(月)に報告書が提出されました。
3 再発防止策
委託事業者においては、メールを送信する際には複数宛てではなく1人ずつ送信するとともに、メール作成者と送信者を分けて複数名で確認して行うなどの再発防止策を講じています。
県としては、委託事業者における個人情報の管理が適切に行われ、再発防止策の徹底が図られるよう、再発防止策の実施状況にかかる定期報告や実地確認を行うなどして、委託事業者に対して指導してまいります。