車検切れ公用車の運行について

　南勢志摩児童相談所において公用車１台の車検切れの状態で当該事務所職員が運行してしまいました。
　このような事態を招いたことを深く反省し、県民の皆様にお詫びしますとともに、今後はこのような事態が発生しないよう公用車の管理を徹底し、信頼回復に努めてまいります。

１　事案の概要
（１）令和６年５月２４日（金）、南勢志摩児童相談所の公用車１台について出張前に給油に行ったところ、ガソリンスタンド店員の指摘で車検有効期限が令和６年３月１８日（月）までであることに気付きました。
（２）車検切れ期間の運行状況を確認したところ、令和６年３月１９日（火）から令和６年５月２４日（金）までの間に、計１７回（約１，３００ｋｍ）運行していたことが判明しました。なお、当該期間に車両事故や交通違反はありませんでした。

２　事案の原因
（１）各児童相談所で保有する公用車の車検については、中勢児童相談所（昨年度は児童相談センター）で購入・修理・車検等の対応を一括管理しており、担当者が車検有効期限を一覧表にして管理しています。しかし、その一覧表記載の車検有効期限を本来「令和６年３月１８日」とすべきところ、「令和７年３月１８日」と誤記されており、それに基づき車検を計画していたことから、車検切れに気付きませんでした。
（２）一覧表は、作成後に複数の職員でチェックしていましたが、車検証原本（写し）との突合をしておらず、一覧表の誤りに気付けなかったものと考えられます。
（３）また、当該公用車の保管場所は県伊勢庁舎であり、南勢志摩児童相談所が使用していますが、同所職員も運行する際に公用車の車検期限切れに気付くことができませんでした。

３　今後の対応方針
（１）子ども・福祉部内で保有する全ての公用車の車検有効期限を原本で確認したところ、期限切れはありませんでした。
（２）車検有効期限一覧表については、原本により作成するとともに、複数の職員によるダブルチェックを原本との突合により実施することを徹底します。また一覧表に前回の車検年月日や車種毎の有効期限を明記することで、期限切れの未然防止につながるように改めます。
（３）車両内や鍵ボックス、車両使用伺い簿等にも車検有効期限を明示し、公用車使用前に運転手による確認を行うこととします。
（４）今回の事例とともに、車検切れ車両を運行してしまった場合のリスクやコンプライアンスについて、改めて職員全員への周知徹底を行います。