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■県民の皆さんから寄せられた「声」の概要■
　三重県は障がい者の立場を重んじているとは思いません。県は障がい者に対してどのような事をしてくれるのでしょうか。障がい者であることを理由に差別的発言や偏見があります。施設は障がい者のためと言っておきながら、金儲けもしています。障がい者が就職して作業する内容はトイレ清掃、皿洗いぐらいです。障がい者の立場を考えるのであれば、もっと障がい者が就職できるようにしてください。

●子ども・福祉部　障がい福祉課
＜県の考え方・取組・方針＞
　ご意見ありがとうございます。
　県では、すべての県民のみなさんが障がいの有無によって分け隔てられることなく、お互いに人格と個性を尊重し合いながら共に生きる社会を実現することをめざし、「障がいの有無にかかわらず誰もが共に暮らしやすい三重県づくり条例」に基づき、障がい者に対する理解や社会的障壁の除去の重要性などについて普及啓発を行っているところです。また、障がい者やその家族等からの、障がいを理由とした不当な差別的取り扱いなどに関する相談に応じる専門相談員を窓口に配置し、ご相談をお受けしています。
　引き続き、障がいを理由する差別を解消するため、条例の趣旨に沿って、取組を推進してまいります。
＜三重県総合計画＞
【政策】支え合いの福祉社会
【施策】障がい者の自立と共生
【事業】障がい者の差別解消および虐待防止と社会参加の推進

●雇用経済部　雇用対策課
＜県の考え方・取組・方針＞
　ご意見ありがとうございます。
　障がい者雇用については、「みえ県民力ビジョン」第三次行動計画などに基づき、「三重県障がい者雇用推進協議会」において様々な意見をいただきながら、県民、企業、労働、福祉、教育等多様な分野の関係者と連携し、オール三重により推進しています。
　障がい者の雇用促進と職場定着については、三重労働局などの関係機関と連携して取り組んでいます。具体的には、三重県総合文化センター内に設置しているステップアップカフェや、「三重県障がい者雇用推進企業ネットワーク」を活用した情報発信、障がい者の多様なニーズに対応した委託訓練の実施、就職面接会の開催などの取組を進めています。
　特に就職面接会については、予約制の面接会を増やすなど、新型コロナウイルス感染防止対策もふまえ、障がい者の不安を取り除いたうえで実施しています。
　また、求職者が増加している精神障がい者については、委託訓練受け入れ先企業の開拓などにより、雇用・定着の促進に努めています。
　今後も、障がい者の就労と企業の障がい者雇用の取組を支援することにより、障がい者がいきいきと働くことができる雇用環境づくりに努めてまいります。
＜三重県総合計画＞
【政策】多様な人材が活躍できる雇用の推進
【施策】多様な働き方の推進
【事業】障がい者の雇用支援