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  7.  釉だまり:陶磁器製品欠点防止法の科学(三重、窯業研究室)
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表面欠点「釉だまり」の防止法

現在、文献に記載されている「釉だまり」の欠点防止法を左欄に示します。右欄には、当研究会で検討した結果として、その意味(科学的理由)を示します。

釉だまり:部分的に釉の厚さの違うもの

欠点防止法 その意味(科学的理由)
1 素地の密度差をなくす 素焼素地に密度差があると吸水性が不均一になり、施釉した釉薬の厚さが異なる。また、本焼の際に釉が素地に 不均一に吸収されて釉だまりができる。これらを防ぐ。
2 素地の火度を均一にし、部分的焼けむらをなくする 素地組織を均一にして、吸水性を均一にし、釉の厚さが異なるのを防ぐ。
3 釉の濃度を適当にする 釉薬スラリーの濃度が薄すぎたり、濃すぎたりすると、施釉の際に釉薬の厚さが不均一になるので、これを防ぐ。 (通常、ボーメ度で40-60)
4 釉の粒度を適当にする 粒度が細かすぎると、焼成の際に縮れて部分的にかたまりになる。また、粗すぎると、溶融が不均一になる。
5 釉の溶融粘度を適当にする ビードロ釉のように溶融粘度が低すぎると、流れて釉だまりをつくる。志野釉のように粘度が高すぎると、 均一な厚さにならない。
6 スプレーガンに対する陰の部分を減ずる スプレーが均一にかかるようにする。
7 形式を変更して施釉されにくい部分をなくする 均一に施釉されるようにする。
8 施釉後の釉の片寄りをなくす 均一に施釉するようにする。
9 釉の表面張力を変化させる 釉の表面張力が高すぎると、釉が半球状にかたまりやすい。低すぎると、流動しやすく釉だまりをつくりやすい。 釉の表面張力を低下させる成分としては、バナジウム、鉛など、上昇させる成分としては、ジルコニウム、マグネシウムなどである。
10 焼成時の保持方法を変更する 最高温度での保持時間を長くして、均一な焼成状態にする。
11 焼成火度を変更して、適度の溶融とする 焼成火度を調節することにより、流れすぎず、かたまらず適度な釉の溶融状態にする。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 工業研究所 窯業研究室 〒510-0805 
四日市市東阿倉川788
電話番号:059-331-2381 
ファクス番号:059-331-7223 
メールアドレス:mie_cera@pref.mie.lg.jp

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