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平成20年08月05日

伊勢湾貧酸素情報

平成13年度貧酸素情報

(第2報)

平成13年6月19日
三重県科学技術振興センター
水産研究部 鈴鹿水産研究室

伊勢湾内の底層のほとんどが3ppm以下の水塊で覆われるようになった。湾中央部には2ppm以下の貧酸素水塊が広い範囲で分布。

6月18~19日の調査船「あさま丸」の浅海定線観測によると,表面水温は21.5~24.6℃,10mでは18.4~20.8℃,底層では15.2~19.7℃の範囲にあった。観測が6月後半にずれ込んだことを考慮すると,表面では湾全域でやや高め,10mでは湾口部でやや高めの他はほぼ平年並,底層では湾全域でやや低めであった。

表面塩分は21.44~31.15,10mでは30.26~32.65,底層では31.91~33.35の範囲にあった。表面では湾全域で高め,10mでは湾全域でやや高め,底層では湾奥部でやや高めの他は平年並であった。

DO(溶存酸素量)は表面では6.9~14.0ppm,10mでは2.9~6.3ppm,底層では0.2~5.6ppmの範囲にあった。表面では湾奥部~湾中央部で高め,湾口部で平年並,10mでは湾奥部~湾中央部の三重県側沿岸でやや低めの他は平年並,底層では湾奥部で平年並,湾口部~湾中央部で低めであった。

今回の観測では湾奥部でスケレトネマを優占種とする赤潮が確認された。

伊勢湾の底層のほとんどが3ppm以下の水塊で覆われるようになった。また,湾中央部を中心に2ppm以下の貧酸素水塊が広い範囲で分布していた。今回の観測は6月後半にずれ込んだが,貧酸素水塊の規模は昨年の7月上旬調査時並(別紙参考資料)に相当し,その進行はやや早い。現時点までの貧酸素水塊形成過程は,近年でも比較的規模の大きい貧酸素水塊に発達した平成10年(1998年)の推移に類似している。

今回の観測では,表面水温は例年より高め,底層水温は逆に低めを示し,上下層の水温差は大きかった。津気象台によれば,6~7月の気温は高めで推移するとが予報されている。上下層の水温差はより顕著となり,底層の貧酸素化はさらに進行することが予想される。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 水産研究所 鈴鹿水産研究室鈴鹿水産研究課 〒510-0243 
鈴鹿市白子1丁目6277-4
電話番号:059-386-0163 
ファクス番号:059-386-5812 
メールアドレス:ise-bay0@pref.mie.lg.jp

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