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伊勢湾貧酸素情報

平成13年度貧酸素情報

(第4報)

平成13年8月9日
三重県科学技術振興センター
水産研究部 鈴鹿水産研究室

三重県側沿岸におけ・髓齣wのDOは3ppm以上を示し,7月の観測時(前報)にみられた貧酸素状態はやや改善された。DO2ppm以下の貧酸素水塊は愛知県寄りの海域に偏って分布していた。

8月7~8日における調査船「あさま丸」による観測結果によれば,表面水温は22.9~27.2℃,10mでは21.2~27.2℃,底層では18.3~26.9℃の範囲にあった。表面では湾全域でやや低め~低め,10mでは湾口部で平年並,湾中央部~湾奥部でかなり高め,底層では三重県側沿岸全域でやや高め~かなり高め,その他の海域は平年並~やや低めであった。

表面塩分は28.78~32.96,10mでは29.85~33.21,底層では29.49~33.68の範囲にあった。少雨の影響により,湾全域の全層で高めであった。

DO(溶存酸素量)は表面では5.4~6.6ppm,10mでは3.8~6.4ppm,底層では0.4~5.8ppmの範囲にあった。表面では湾全域で低め,10mでは湾全域で高め,底層では三重県側沿岸全域で高め,湾中央~愛知県沿岸で平年並~やや低めであった。

今回の観測では赤潮は確認されず,湾全域で透明度が高かった。

三重県沿岸における底層のDOは全域で3ppm以上を示し,7月の観測時にみられた貧酸素状態はやや改善された。ここしばらく卓越した東風によって,底層に発達していた貧酸素水塊が愛知県側に引き寄せられた。この風の影響で,三重県沿岸では上下層の混合が進んだようであり,底層の水温は7月の観測時に比べて急激に上昇(5~6℃上昇)した。この際,底層には酸素も補給され,貧酸素状態が改善されたもようである。

しかし,依然,湾中央部~愛知県沿岸の底層にはDO2ppm以下の貧酸素水塊が広く分布しており,風向きしだいでは三重県側に接岸してくる可能性があり,しばらくは予断を許さない。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 水産研究所 鈴鹿水産研究室鈴鹿水産研究課 〒510-0243 
鈴鹿市白子1丁目6277-4
電話番号:059-386-0163 
ファクス番号:059-386-5812 
メールアドレス:ise-bay0@pref.mie.lg.jp

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