現在位置:
  1. トップページ >
  2. 観光・産業・しごと >
  3. 水産業 >
  4. 水産研究所 >
  5. 伊勢湾関連情報 >
  6. 貧酸素情報 >
  7.  平成17年度貧酸素情報(第3報)
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  農林水産部  >
  3. 水産研究所  >
  4.  鈴鹿水産研究室鈴鹿水産研究課 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成20年08月05日

伊勢湾貧酸素情報

平成17年度貧酸素情報

(第3報)

平成17年7月5日
三重県科学技術振興センター
水産研究部 鈴鹿水産研究室

底層の溶存酸素量は先月よりもさらに低下し,湾中央部の20~30m以深では1ppm以下となっている。貧酸素水塊(2ppm以下)は明和町と野間を結ぶラインより奥に分布し,前年同期及び平年同期に比べて大きい。

7月1日の調査船「あさま」の定線観測によると,水温は,表面で24.1~26.7℃,10mで19.5~22.6℃,底層で15.7~20.4℃の範囲にあり,表面と10mでは平年よりやや高め,底層では一部の測点を除いて平年並みからやや低めである。塩分は表面で27.78~31.61,10mで32.27~33.21,底層で32.72~34.35の範囲にあり,全層にわたって平年よりやや高めである。

DO(溶存酸素量)は,表面で5.7~7.0ppm,10mで2.0~5.4ppm,底層で0.1~5.0ppmの範囲にあり,全層にわたって平年よりも低く,底層では伊勢湾中央部から奥の深所を中心に2ppm以下の貧酸素水塊が形成されている(下図)。

湾中央部の20~30m以深では,先月7日の観測時よりもさらに溶存酸素量が低下して1ppm以下となっている。

貧酸素水(2ppn以下)が観測された範囲は前年同期及び平年同期に比べて大きいが,湾口部から流入した外海系水に押される形で,明和町と野間を結ぶラインより奥に分布している。

三重県側沿岸域では全測点で1~2ppm台の低い値となっており,浅海域への波及も懸念され注意が必要である。

底層溶存酸素量水平分布(7月1日)
底層溶存酸素量水平分布(7月1日)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 水産研究所 鈴鹿水産研究室鈴鹿水産研究課 〒510-0243 
鈴鹿市白子1丁目6277-4
電話番号:059-386-0163 
ファクス番号:059-386-5812 
メールアドレス:ise-bay0@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000050806