平成17年1月6日
イカナゴ情報(H18-1号)
三重県科学技術振興センター
水産研究部 鈴鹿水産研究室
1月5日に湾口部において,イカナゴ仔魚の採集調査を実施(愛知水試実施)しましたので,その概要を報告します。
図1に各測点における仔魚採集尾数を過去の同時期のものと比較して示しました。昨年は特異的に産卵・ふ化が遅く,1月13日に初めて仔魚が確認されましたが,今年は一昨年同様,湾口部で出現しています。
ふ化直後の仔魚の採集量としては,近年では比較的高い水準で,順調に湾内に輸送されているようです。
採集された仔魚のほとんどは体長3.6mm以下のふ化後間もない仔魚であり,湾口部でのふ化が本格化しはじめたもようです。
次回の調査は1月11~12日に予定(三重県実施)しています。データが整理できしだい,本情報にて報告いたします。
図1 ボンゴネットによるイカナゴ仔魚採集量(単位は尾/m2)