現在位置:
  1. トップページ >
  2. 観光・産業・しごと >
  3. 水産業 >
  4. 水産研究所 >
  5. 伊勢湾関連情報 >
  6. イカナゴ情報 >
  7.  イカナゴ情報(H20-1号)
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  農林水産部  >
  3. 水産研究所  >
  4.  鈴鹿水産研究室鈴鹿水産研究課 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成20年08月05日

平成20年1月17日

イカナゴ情報(H20-1号)

三重県科学技術振興センター
水産研究部 鈴鹿水産研究室

1月15~16日に伊勢湾全域において、イカナゴ仔魚の採集調査を実施しましたので,その概要を報告します。
図1に各測点における仔魚採集尾数を示しました。今回の調査で、イカナゴ仔魚は湾内全域の測点で採集されました。湾内全測点の平均採集尾数は55尾/m2で、仔魚が湾全域に拡散した時点の採集密度としては、昨年(1月中旬:228尾/m2)、一昨年(1月中旬:176尾/m2)を下回っています(表1)。 今回湾内全域で採集された仔魚の平均体長は6.9㎜で、体長5㎜前後と11㎜前後にピークがみられました(図2)。 愛知県水産試験場の調査によると、今年度は例年になく早く産卵が始まった模様で、12月26日に、この時期としては過去5年ぶりに、湾口部でふ化仔魚が採集されました。1月4日には、平均体長5.9㎜の加入第1群とみられる仔魚が湾中央部に侵入しており、後続群の加入も認められています。 今回の調査では、湾奥部では主に体長11mm前後の大型個体群が、湾口部から湾央部にかけては体長4mm前後の個体群が分布しています。 なお、今年の伊勢湾の水温は平年よりやや高めとなっています。 次回は愛知県水産試験場が1月25日カイト式稚魚ネットで、28~30日に伊勢湾・三河湾全域でのボンゴネット調査を予定しています。データが整理でき次第、本情報にて報告します。

図1 ボンゴネットによるイカナゴ仔魚採集量(単位は尾/m2

表1 ボンゴネットによる仔魚採集量(湾内全点平均値)

ボンゴネットによる仔魚採集量(湾内全点平均値)

採集されたイカナゴ仔魚の体長組成

図2 採集されたイカナゴ仔魚の体長組成

本ページに関する問い合わせ先

三重県 水産研究所 鈴鹿水産研究室鈴鹿水産研究課 〒510-0243 
鈴鹿市白子1丁目6277-4
電話番号:059-386-0163 
ファクス番号:059-386-5812 
メールアドレス:ise-bay0@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000050860