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令和08年03月11日
令和7年度三重県木造建築設計セミナーを開催しました
県産材の利用拡大につなげるため、非住宅・中大規模の木造建築の提案・設計ができる技術者の育成を図ることを目的に、県内の建築士及び公共施設の整備に関わる県、市町の担当職員等を対象に非住宅・中大規模建築物の木造・木質化に必要な知識・技術を習得するための講座を開催しました。
開催結果
第1回 体験で木を学ぶ木構造実験【演習】
■日 程:10月18日(土)
■場 所:三重県林業研究所 みえ森林・林業アカデミー棟、木材加工棟
■参加者:29名(建築士15名、木材産業事業者6名、建築士を目指す方8名)
■講 師:山田 憲明氏(㈱山田憲明構造設計事務所 代表取締役)
中山 伸吾氏(三重県林業研究所 主幹研究員)
■内 容:
体験を通して木の特性や材料性能について、座学と実大実験を通して学びました。
木構造設計の専門家、並びに建材としての木材の品質管理を担う設計者が知るべき事項についての講義を受けた後、実験棟にて構造用製材の曲げ破壊試験を実施し、実験値と計算上の値を比較し、木の構造計算を体験しました。
ヤング係数は平均値であり、木の特性により変わることを確認するとともに、どのような条件がヤング係数の決定要因となり得るかを学びました。

講義の様子 山田 憲明氏 中山 伸吾氏

実験要領の解説 含水率測定のデモンストレーション

載荷実験会場 山田講師による実験結果解説

降伏状態の試験体(材上端の破壊) 降伏状態の試験体(材下端の割裂)
第2回 森林・林業を知る ワークショップ&森林見学【演習】
■日 程:11月15日(土)
■場 所:松阪飯南森林組合研修室、松阪市飯高町内の森林
■参加者:27名(建築士12名、木材産業事業者11名、建築士を目指す方4名)
■講 師:叶林業合名会社 堀内 宣孝氏、 堀内 楓子氏、堀内 美由希氏
■内 容:
くらしと森林との関わりや、森林の多面的機能、林業の課題を知ることを目的に、森林の働きや林業を知るワークショップ及び森林見学を実施しました。
設計者が、普段接することのない林業者から直接、森林の働きや林業について学び、森林と私たちの暮らしとのつながりを改めて考えるとともに、林業と設計との相互作用についての理解を深めました。
(1)「森林・林業を知る」ワークショップ

森林施業についての説明 堀内宣孝氏 森林のはらたきについての説明 堀内楓子氏

砂と腐葉土の比較 森林のはたらきについての実験
(2)森林体験(テーマ:森林と人々の健全な関係を末永く続けるために)

局ヶ岳展望台付近の森林についての解説 管理受託林の施業についての説明

植栽した広葉樹林の見学 質疑応答の様子
第3回 木材調達・耐久性計画【座学】
■日 程:12月19日(金)
■場 所:三重県林業研究所 みえ森林・林業アカデミー棟
■参加者:17名(建築士7名、木材産業事業者4名、建築士を目指す方4名、行政2名)
■講 師:中井 毅尚氏(三重大学大学院生物資源学研究科 教授)
原田 浩司氏(木構造振興㈱ 客員研究員)
■内 容:
三重県内の木材供給と調達の要点及び県内で木材調達することの波及効果、木造建築の耐久性と維持管理、耐久性を高める木材の品質について学びました。

講義の様子 中井 毅尚氏 原田 浩司氏

質疑応答の様子
第4回 木構造計画・防耐火計画【座学】
■日 程:1月16日(金)
■場 所:三重県林業研究所 みえ森林・林業アカデミー棟
■参加者:24名(建築士11名、木材産業事業者7名、建築士を目指す方3名、行政3名)
■講 師:萩生田 秀之氏(㈱KAP 取締役)
安井 昇氏(桜設計集団一級建築士事務所 代表)
■内 容:
木構造の歴史、課題や現状、取り組む際の視点、中大規模建築を木造化する上での防耐火設計の要点について学びました。

講義の様子 萩生田 秀之氏 安井 昇氏

質疑応答の様子