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平成21年03月10日

貝毒について知っていただきたいこと

貝毒(かいどく)ってなに?

貝毒とは、主に二枚貝(アサリ、カキなど)が毒を持った植物プランクトンを餌として食べることで体内に毒を蓄積させる現象のことをいいます(貝毒の詳細は下記をご覧ください)。
 また、蓄積する毒そのものや、その毒によるヒトの食中毒症状のことを指して貝毒と呼ぶ場合もあります。
 貝毒は古くから発生している自然現象の一つであり、今から200年以上も前の1793年に、カナダで貝毒による中毒事例が発生したという記録が残されています。
 国内では、1948年に愛知県豊橋市で発生した貝毒事例が最初の記録です。


どのように、どんな貝が毒化するの?

貝も生きるために餌を食べます。二枚貝は植物プランクトンを餌としていますが、植物プランクトンの中には毒を持った種類がいます。
 そのようなプランクトンを貝毒プランクトンと呼びます。
 海域で貝毒プランクトンが発生すると、二枚貝は必然的に貝毒プランクトンをたくさん食べることになり、徐々に毒を体内に蓄積することで貝が毒化していきます。
 貝毒の原因が植物プランクトンですので、これを餌とするアサリやカキ、ヒオウギ、ムラサキイガイ、ホタテガイなどの二枚貝が毒化する可能性があります。
 その他にも植物プランクトンを餌としている原索動物のホヤ類や節足動物蔓脚類のカメノテ、フジツボなども毒化する可能性はあります。
 ただし、貝毒プランクトンは常に発生しているわけではなく、通常はこれらの生物は毒化しているわけではありません。

貝毒にも種類があるの?

貝毒はその症状をもとに麻痺性貝毒、下痢性貝毒、神経性貝毒、記憶喪失性貝毒などに分けられます。
 その中で日本国内において発生が問題となっているのは、麻痺性貝毒下痢性貝毒の二つです。それぞれ原因となるプランクトンが異なります。
 麻痺性貝毒はアレキサンドリウム属など、下痢性貝毒はディノフィシス属などのプランクトンが原因生物として知られています。

貝毒ってどんな毒?

麻痺性貝毒、下痢性貝毒ともに複数の毒成分が知られています。
 麻痺性貝毒の代表的な毒成分はゴニオトキシンとサキシトキシンです。
 これらは水溶性の神経毒で、高い毒性の成分はフグ毒(テトロドトキシン)に匹敵する毒力をもち、神経筋肉系を強力に麻痺させます。
 下痢性貝毒の代表的な毒成分はオカダ酸とディノフィシストキシンです。
 これらは脂溶性の毒で、下痢などの消化器系の障害を引き起こします。
 いずれの毒成分も熱に強く、煮ても焼いてもなくなることはありません。

毒のある貝を食べたらどうなるの?

麻痺性貝毒の場合、食後30分で舌、唇、顔面がしびれてきます。
 やがて全身に広がり、重症の場合からだが思うように動かなくなります。
 最悪の場合、12時間以内に呼吸困難などで死亡します。12時間を超えれば回復に向かいます。
 麻痺性貝毒によるヒトの致死量は、体重60kgの人で約3千~2万MU(マウスユニット)といわれています。
 一方、下痢性貝毒の場合、下痢症状のほかにおう吐、吐き気、腹痛が起こります。食後30分から4時間以内に発症し、発熱がないことで他の中毒と区別できます。およそ3日ほどで全快し、死亡例はありません。

MU(マウスユニット)ってどういうこと?

麻痺性貝毒の場合、20グラムのマウスが15分で死亡する毒の量を1MUとしています。

三重県で貝毒検査は行われているの?

三重県内では、定期的に海域毎の代表的な二枚貝を抽出して、貝毒の発生状況を調査しています。その結果、可食部の毒量が麻痺性なら4MU/g,下痢性なら0.16mg OA当量/kgを超えた場合には,当該海域からの出荷を規制し,貝毒が蓄積した二枚貝が市場に出回ることを防ぐ措置をとっています。
 また、これらの情報は報道機関にも提供し、県民の皆様に広く知っていただくことにしていますが、潮干狩りなどで個人的に採取した二枚貝を食べる場合には、県のHPで貝毒の検査結果を確認していただくことをお勧めします。

毒を持つ季節ってあるの?

毒はプランクトンを食べることによって貝の体内に蓄積されます。
 したがって貝毒プランクトンが存在しないときには貝毒は発生しません。
 過去の発生状況によると、三重県沿岸では春先から夏にかけて貝毒が発生することが多いようです。

毒化した貝は死なないの?

毒によって貝が死んでしまえばヒトの口に入る心配はありませんが、残念ながらどんなたくさんの毒を蓄積しても貝自体が死ぬことはありません。

一度毒化した貝は2度と食べられないの?

貝毒は元来貝の体内にあるものではありませんので、貝毒プランクトンが海域からなくなると毒の供給はストップし、貝の体内から徐々に毒は減っていきます。しかし、同じ海域内でも貝が住んでいた水深や、場所の違い等で毒化の度合いが異なることが考えられるため、安全を見越して週1回のモニタリング調査で3回連続して規制値以下となった場合にのみ、出荷規制を解除することにしています。 

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 農林水産部 水産振興課 養殖振興班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁6階)
電話番号:059-224-2584 
ファクス番号:059-224-2608 
メールアドレス:suisan@pref.mie.lg.jp

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