三重県では、平成27年12月から平成28年2月まで実施した『林業担い手入門研修 森びと養成講座「森つなぎプロジェクト」』の修了記念イベントとして、下記のとおり、イオンモール四日市北店において、木を使った体験イベントを実施します。当日は、本講座受講修了者が体験ブースの運営を担い、受講の成果を披露します。
1 日時 平成28年3月26日(土)10時30分から15時
3月27日(日)10時30分から15時
2 開催場所 イオンモール四日市北店1階フロア(〒510-8016 三重県四日市市富州原町2−40)
3 当日の体験ブース
(1)小枝ペンダントづくり「森の小枝でなに作ろう?」
(2)ミエトイキッズスペース(木製遊具)で木の温もりに触れよう
(3)木のボールプール「もりぼーる」で遊ぼう
※体験ブースはどなたでも参加できます。事前の申し込みは不要です。
ただし、小枝ペンダント作りは材料がなくなり次第終了です。
4 参加者
森つなぎプロジェクト修了生 6名
NPO法人みやがわ森選組 7名
三重県農林水産部 みどり共生推進課ほか
5 林業担い手入門研修 森びと養成講座「森つなぎプロジェクト」について
森とくらしを守りたいという想いのもと、イオン株式会社とNPO法人みやがわ森選組、三重県の三者が連携し昨年度から実施している研修で、本年度の実施内容は下記のとおりでした。
実施期間 : 平成27年12月20日~平成28年2月14日 13日間
実施内容 : 座学、フィールドワーク、実技研修
受講修了者: 6名 (男性 5名、女性 1名)
(参考)
※「森びと養成講座・森つなぎプロジェクト」は、昨年度初めて実施しました。NPO、行政、企業が連携して林業担い手の研修に取り組むことや週末を中心に研修の開催を予定しているため仕事を持っている方でも参加することが可能となっており、このような形態での林業担い手入門研修も県内では本研修のみであり、全国的にも珍しい取組です。また、林業に関する技術習得研修だけでなく、次の世代に森林の大切さを伝える活動も重要なミッションとして取り組んでいます。
みやがわ森選組は、昨年度の「森つなぎプロジェクト」受講者17名中6名が新たに森林にかかわる仕事に就いたことから、仲間づくり・ネットワークづくりへの手ごたえを得ています。
三重県でも同様に「森つなぎプロジェクト」に一定の成果を認め、企業と地元を結ぶ地域支援の取り組みから一歩進んで、県内の林業活性化、若年層の移住促進など持続可能な県政運営の一環として本年度も積極的に事業支援を行います。
また、イオン株式会社では、商品や店づくりで必ず必要となる“森のめぐみ(自然資本)”を持続的に利用するための取り組み「イオン里・森の循環プログラム」の一つとしてこのプロジェクトに参加をしています。本年はさらにCSVの観点からも、この取り組みが本業の持続可能な発展に貢献することを期待しています。
※イオン株式会社の取組
イオン株式会社では、環境・社会貢献活動の柱の一つとして、平成3年から国内外のお客さまとともに植林活動を続けており、植樹した木は平成25年に累計1000万本を超えたところです。これを機に、これまでの「植える」活動に加え、木を「育てる」「活かす」活動にも取り組んでいくこととしています。
今回の取組では、プロジェクトの広報や消費者への紹介を中心とした支援を担当しています。
※NPO法人みやがわ森選組の概要
NPO法人みやがわ森選組は、大台町で林業を中心として地域活性化の取組を行っているNPO法人で、過去にイオン環境財団が大台町で行った植樹活動の際に作業のサポート業務や現場のコーディネートを担当し、その後も、主にイオンの環境事業に協力をする形で、一定のつながりが両者の間にありました。
今回の取組では、研修プログラムの作成と現場の研修実施を担当しています。
※三重県のこれまでの取組
三重県では、企業と農山漁村を結び付けて、双方にメリットがあるより良い共生関係の創出をめざして、平成24年度から「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」に取り組んでいます。これまでには、中日本高速道路株式会社と亀山のお茶農家組織との連携活動を仲介するなど、企業と農山漁村とのマッチングの取組を進めており、今回の取組では、この事業に基づいて全体調整を担当しています。