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平成31年03月31日

第2回ロールモデルカフェ開催レポート

第2回ロールモデルカフェを開催しました

 平成30年10月25日(木)に松阪市の華王殿で開催した「チャレンジャーズ・アワード2018」において、新たに10人の働く女性のロールモデルが誕生し、計30人のロールモデルが出揃いました。今回の第2回ロールモデルカフェは、「働く女性のネットワーク交流会in東紀州」と題し、8名の歴代ロールモデルの皆さんと、尾鷲市・熊野市など東紀州エリアの働く女性たちが交流を深めました。


 

1 日時

  平成30年12月1日(土)13時~15時30分

2 場所

  株式会社OCK Ba-mi 3階多目的ホール
   (尾鷲市矢浜4丁目1-41)

3 参加者

   29名

4 内容         

(1)参加した皆さんの自己紹介 

 はじめに、主催となる三重県環境生活部ダイバーシティ社会推進課の枡屋課長より「本交流会を職種を超えたネットワーク作りのきっかけにし、相互の切磋琢磨につなげてほしい」と挨拶。その後、参加いただいた皆さんお一人お一人に自己紹介をしていただきました。今のお仕事や家庭の状況等をお伺いするうちに、それぞれの距離が近くなり、笑顔も出始めました。

  
 

(2)「チャレンジャーズ・アワード2018」の報告




 「チャレンジャーズ・アワード2018」でグランプリとなる「みえモデル賞」を受賞したNPO法人あいあいの楠珠里さんと、来場者の投票による「オーディエンス賞」を受賞した光洋メタルテック株式会社の横関美香さんのお二人に登場いただき、アワードに応募したきっかけやファイナリストに選ばれた時の心境などについて、一問一答形式のトークをしていただきました。

 応募したきっかけを聞かれると、楠さんは所属する法人の理事長に知人から勧めがあったそうで「要はカリスマ理事長からの指令ですね」との発言に、会場は一気に笑いに包まれました。また、自社内で自ら立ち上げた活動を進める目的で応募したという横関さんが、受賞して変わったことを尋ねられると、「社内の抵抗勢力が少しおとなしくなった気がします…」と少々辛口発言も。参加者をグイグイ引き寄せるお二人の貫禄トークはとても聞きごたえのあるものでした。

  
写真右:2018年みえモデル賞受賞 楠珠里さん  写真中:2018年オーディエンス賞受賞 横関美香さん



 楠さんは、あいあいで働き始めた理由について「子育てに理解のある会社で、理事長の考えに共感できたから」と語り、「学生時代からの地元の友人たちもチームで一緒に働いていて、毎日とても楽しい」と日々充実した様子を話してくれました。

 横関さんは、「入社した会社のやり方に疑問を感じても辞めなかった理由は?」と聞かれ、40歳を超えた自分を正社員として雇用してくれた恩があり辞めるという選択はなく、それ以上に「自分ができることで会社に恩返しをしようと思った」というエピソードを聞かせてくれました。

 笑いの中にも、お二人それぞれの会社を想う気持ちが伝わってくるスペシャルトークでした。
 

(3)ロールモデル活動報告

 当日参加いただいた他のロールモデルからも、順に近況報告が行われました。「ロールモデル」とはいえ、日々の苦労や失敗など等身大の自分をありのままで語る姿はとても親近感がもて、同じ働く女性同士距離が一気に縮まる機会となりました。


2016年みえモデル賞受賞 井上早織さん

 初代みえモデル賞を受賞した井上さんからは、受賞後の活動内容と共に、受賞したことの活かし方に変化がでてきたこと、お話しするときに丁寧に短く伝えることの大切さを実感していることなどを語っていただきました。


2017年みえモデル賞受賞 垣本美和さん

 2代目みえモデル賞受賞の垣本さんからは、社内の「育休キャンペーン」をさらに進めた成果として、6年で6人の社員が育休を取得し、最近7人目のお子さんが生まれたとの報告が。「わが社は育メン揃いの会社なんです!」とお話しいただきました。


2018年ファイナリスト 秋吉しのぶさん

 秋吉さんからは、文系の自分が機械学習やAIに関わるようになった背景とともに、「AIに仕事をとられる」という声も聴かれるが、AIにはクリエイティブなことはできないので、自社での事例をふまえ、サービス業の労働時間短縮や有給の取得、おもてなしの充実を図っていきましょう!とお話しいただきました。


2018年ファイナリスト 加藤果林さん

 加藤さんからは、第2子出産後に育休カフェを立ち上げた経緯を話していただきました。開催してみると、自分と同じように育休中にいろいろ悩む女性が多いことが分かり、お互いの悩みを相談したり、子連れの異業種交流会が行える場としてとても充実した会となったことから、東紀州地域でも是非開催を!とお声がけをいただきました。


2018年ファイナリスト 生野幸さん

 生野さんからは、自身が上手くコミュニケーションが取れず悩み、8回の転職経験があることや、ADHDと判明してから、会社の経営者と共にそれでも働ける環境を築き上げてきたことで今があること、このような会社が増えることで病気や障がいがある人でも活躍できることなどをみんなに知ってもらいたかったと、応募の経緯をお話しいただきました。


2018年ファイナリスト 永田ゆかりさん

 子育てがひと段落してから再就職し、上司の勧めもあり事務局長になった永田さん。御浜町の紹介とともに、三重県内の土地改良区119社のうち女性の事務局長は自分一人であるが、躊躇している人がいたら「私でもできるので、是非あなたもやってみよう!」とのお声がけはできます!とお話しいただきました。
 

(4)交流会     

  交流会では、「ご自身の働く上での悩みや困っていること」「この地域で女性が仕事を続けるために、課題となっていること」「こんな仕組みがあったらいいなと思うこと」など、日頃お仕事に関して思っていることを率直に意見交換いただき、最後にグループごとに発表いただきました。

   

   

 

 1時間以上あった交流タイムはあっという間に経過し、各テーブルでは各自のお仕事に関して様々な意見交換が行われました。中でも、社内のコミュニケーションに関することが悩みとして多く話題に上り、所属メンバーで共有できる便利なコミュニケーションアプリが紹介されたり、自分から積極的に発信することの必要性について発言がありました。

 この他、異業種のメンバーによる独創的な視点が聞けて良かったという意見や、世代間のギャップを埋める必要性があると感じたなどの感想が聞かれました。

 

 新入社員である自分は「分からないことが分からない…」との発言に、先輩勢からは「今からよ!」と優しい声がかけられていました。経営者の女性からは「いろんな意見が聞けて勉強になる」という声も出ました。

 

 仕事と家庭の両立の悩みには、「夫に上手にお願いをすると…、最初はいやいや洗濯をしていたのに、今では綺麗にたたんであるわよ」とのアドバイスがあり、「頑張ります!」と笑顔がみえました。

 

 後継者がいない現場を引き継ぐ中で、あえて子どもを保育園に入れず職場に帯同するという選択をした女性からは、社内メンバーも子どもも徐々に慣れてきた様子を紹介いただき、「子どもがいることで職場の雰囲気が明るくなり、コミュニケーションも円滑になった。こんな働き方もありなんじゃないかと思っている」との意見が出されました。子連れ出勤OKの楠さんの介護施設の職場の事例では、「台風で学校が休校になった時は、子どもと一緒に出勤することで高齢者さんも元気になるのよ」とお話しいただき、女性が働き続ける中での課題や工夫をたくさん発表いただきました。

 

 発表が終わった後、毎月津市で夜に集まって勉強会などを開催している「働く女性のネットワーク三重」について、メンバーでもある加藤さんからその活動を紹介いただきました。

   

 「このカフェのご縁を繋ぐために、このエリアでも働く女性のネットワークができるといいですね!今後、このような交流会が開催されたら参加したい人?」という司会者からの質問に、ほとんどの方が手を挙げてくださいました。

「働く女性のネットワーク交流会in東紀州」の次回開催も近そうです!

 

 当日の参加者アンケートには、「悩みを相談できて、たくさん話ができてとても良かった」「色々な業種の方の仕事の話を聞くことができ、とても勉強になった」「このような機会がまたあればぜひ参加したい」などの前向きな声を多くいただきました。

 当日はたくさんのメディアに取材いただき、ニュースで放映いただいたり、新聞にも掲載いただきました。この日の模様と「チャレンジャーズ・アワード2018」みえモデル賞受賞の楠さんの取組が「三重県広報番組 県政チャンネル「輝け!三重人」にて平成31年1月18日(金)22時15分~22時25分に放送されます。

 是非、ご覧ください。

 ※こちらからもご覧いただくことができます。
  https://www.pref.mie.lg.jp/MOVIE/ci200006544.htm

本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 男女共同参画班 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2225 
ファクス番号:059-224-3069 
メールアドレス:iris@pref.mie.lg.jp

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