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みえの輝く女子フォーラム2017

みえの輝く女子フォーラム2017を開催しました

 「みえの輝く女子プロジェクト」の一環として、「女性活躍のその先へ」をテーマに、株式会社イー・ウーマンの代表取締役社長である佐々木かをりさんをはじめ、県内外のダイバーシティ経営の先進企業の皆さんによる基調対談やパネルディスカッション、県内で働く女性の「挑戦」を称え、応援する「チャレンジャーズ・アワード2017」等で構成する「みえの輝く女子フォーラム2017」を開催しました。

1 日時

  平成29年9月22日(金)13時~18時

2 場所

  四日市都ホテル 4階 伊勢の間
  (四日市市安島1丁目3-38)

3 参加者

   約400名

4 内容         

(1)基調対談  

 テーマ:ダイバーシティ経営が成果につながる理由(わけ)
 スピーカー:佐々木 かをりさん(株式会社イー・ウーマン代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル代表取締役社長)、内田 隆さん(積水ハウス株式会社 取締役 専務執行役員 関連企業担当、人事部長)

 基調対談では「ダイバーシティの第一人者」とも呼ばれる株式会社イー・ウーマンの佐々木さんより、ダイバーシティの本質的な意義と企業活動においてダイバーシティ経営が必要とされる理由を、積水ハウス株式会社の内田さんからは、ダイバーシティ経営が成果につながった好事例を紹介していただきました。


 佐々木さんからは、そもそもダイバーシティには「大きな目的」があり、それは「チーム全体の総合得点を高める」ことであるというお話がありました。いろんな人がいることで、いろんな知恵が出て、よりよい結果がでる。企業であればそれが儲かることにつながるのだと。昔から日本にある「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がまさにダイバーシティの本質を表していると語られました。
 また会場にきていた女性たちに向けて、ダイバーシティ社会に向かうことで、一人ひとりが組織に貢献することを求められ、ある意味これまでより厳しい時代になっていると話されました。具体的には、①提案力を上げること、②自分マネジメントができること、③ネットワーク形成などの資質が求められてくるとのことで、「居心地のいい場所だけではなく、自分を成長させてくれる人との出会いの場に積極的に出かけてください。そうすることで、貴女の内側のダイバーシティを拡げ、強めていくことができます。上司や社長が多様性を促進する中で、貴方はどんどんと上に行く人材となるでしょう。」と力強い応援メッセージをいただきました。


 内田さんからは、積水ハウスがダイバーシティに本格的に取り組むこととなったきっかけからお話しいただきました。少子超高齢化、人口減少の時代に入り、住宅会社が持続的に成長するためには様々なイノベーションを起こし、ビジネスの展開を図る必要がありました。そこで、現状を新しい取り組みで打破するべく、女性営業職の採用に踏み切ったそうです。しかし女性社員は定着せず、現場でも上司が女性社員の扱いに苦労するなど問題が多発、一度は諦めかけたそうですが、その当時のトップの「多様性がないと企業の成長はない。女性の考え方やアイディアが必要である」という強いコミットメントにより、ダイバーシティが大きく動き始めました。改革の目玉は長時間労働の是正と女性管理職を養成する「積水ハウス ウィメンズ カレッジ」の導入でした。本カレッジから新たに25人の女性管理職が誕生し、ロールモデルとして活躍しているそうです。また女性の現場監督の登用により現場の美化が進んだり、短時間勤務の女性が増えたことで職場に時間管理の意識が浸透するなどの効果も出ているそうです。
 内田さん曰く、ダイバーシティを進める上で大切なのは、トップのダイバーシティが必要であるという強い意志と現場の知恵、意見の出しやすい職場であることだそうです。
「本当に風通しのよい職場とは、上から下へだけでなく、横からも下からも風が吹く職場である」という言葉が印象的でした。


 

(2)パネルディスカッション

 テーマ:本音で語る!女性の活躍とダイバーシティ
 ファシリテーター:古谷野 義之さん(経済産業省経済産業政策局 産業人材企画調整官) 
 登壇者:海住 禎人さん(株式会社百五銀行 人事部長【登壇時】)、加藤 丈典さん(エイベックス株式会社 代表取締役社長)、福山 知子さん(カルビー株式会社 執行役員 経営企画本部本部長兼コーポレートコミュニケーション本部本部長)、山口 恭子さん(株式会社ローソン 人事本部 人事企画部長)

 パネルディスカッションでは、最初に各社の取り組みや、苦労したことなどを紹介していただき、続いて、女性活躍、さらにはダイバーシティ経営に全社で取り組むためにどんな課題がありどうやって乗り越えてきたのか等についてお話しいただきました。最後にダイバーシティ経営を進め企業を発展させていくために必要なことについて、フィリップにキーワードを挙げていただきました。

 各社の取組紹介では「男女が持てる能力を発揮できるよう人事制度を改定し全員総合職にした」「働き方改革推進室を設置し取組を進めている」「ものづくりが好きな人をキーワードに面接のみで採用。男女、文系理系、外国人、障がい者の区別なく雇用している」「弱者の戦略で取組を進めた結果、ダイバーシティにたどり着いていた」「育児勤務者が活躍できるよう工場勤務のシフトを変更した」「多様なお客様のニーズに対応するためダイバーシティの取組を推進している」「新卒採用の男女比を5:5にするなど数値目標を定めて取組を進めている」など目的は同じでありながらも、多種多様で具体的な取組事例が紹介されました。
 続いて、ファシリテーターである古谷野さんからは、経営戦略をめぐる環境変化(求められている人材像の変化や働き方改革、中長期的な企業価値の確保、グローバル化等)について説明いただくとともに、そのような環境の下で企業が個人の能力を最大限に引き出し、付加価値を生み出し続けるために必要な経営上の取組を示した「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」を紹介していただきました。
 その後、パネリストから取組を進めるうえで苦労したことや工夫したこと等として、「女性従業員の管理職志向と既存の男性管理職の意識にギャップがあった」「自分がいない時でもメンバーが自分で判断し行動できるよう、判断は全てメンバーに任すことを心がけていた」「トップからのメッセージが一番社内への浸透につながる」などの話が挙がりました。
 最後に、パネリストより経営者に向けたメッセージとして、「思いやり」「感謝」「努力」「続ける」「Top Commitment」「仕組みづくり」「多様性を生かして全員経営」といった言葉が並びました。パネルディスカッション全体を通して、トップの強いコミットメントが必要であるということ、さらにはそれぞれの多様性を理解したうえで、社内でどのようにダイバーシティを進めていくのかを考えることが重要であると総括し締めくくられました。


 

(3)チャレンジャーズ・アワード2017

 三重県で働く女性のさまざまな挑戦を称え、応援することを目的に、昨年度に引き続きアワードを開催しました。「県内で働く女性で、何らかの挑戦を行っている人」という要件で応募のあった79人のうち、事前審査を通過した10人のファイナリストが、3枚のスライドで各自5分間のプレゼンテーションを披露しました。
 栄えあるみえモデル賞は、御浜町の土木建築会社に中途採用で入社し、取締役となった垣本美和さんのプレゼンテーション「中途採用から役員に~今 社員に愛される会社を目指して~」が、本県を代表する働く女性のロールモデルとしての価値を提供し、地域への広がりが期待できることを評価され受賞しました。会場の投票により決定するオーディエンス賞は、四日市で子ども食堂等を運営している山田知美さんのプレゼンテーション「子どもの豊かな心を育む居場所「四日市子ども食堂55」の挑戦!」が、最も共感し、心を動かされたモデルと評価され受賞しました。その他スポンサー企業からは、企業のコンセプトに合ったファイナリストたちにそれぞれの賞が贈られました。
受賞結果
 ① みえモデル賞:垣本 美和さん(日本土木工業株式会社 常務取締役)
◆ 本県を代表する働く女性のロールモデルとしての価値を提供し、地域への広がりが期待できるモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに賞金30万円、「チャレンジャーズアワード」トロフィー



②オーディエンス賞:山田 知美さん(NPO法人三重はぐくみサポート 理事長/55カフェ 代表)
◆ 当日の来場者の審査により、最も共感し、心を動かされたモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに賞金10万円、「チャレンジャーズアワード」トロフィー



③第三銀行賞:池田 奈桜さん(株式会社鹿の湯ホテル 広報企画 接客係主任)
◆ 社員を顧客と捉える新たな発想で働き方改革を実践するモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに「三銀ふるさと文化財団 定期コンサート」ご招待



④百五銀行賞:猪野 由里さん(NPO法人みどりの家 理事長)
◆ 生き辛さを感じる人たちへの支援を通じ、誰もが輝くダイバーシティ社会を実現するモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに株式会社百五総合研究所の発刊する情報誌「HRI Report」への記事掲載の権利



⑤エイベックス賞:大瀧 あずささん(四日市市自治会連合会事務局 事務局長)
◆ 女性の参画が少ない分野において、女性の視点を生かし、地域活性化に貢献するモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに人気の工場見学へ10名様ご招待



⑥アクアイグニス賞:梶浦 明日香さん(常若【三重県で活躍する若手職人のグループ】リーダー)
◆ 三重の魅力を発信し、地方創生に資するモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに「アクアイグニス片岡温泉 オーガニック離れ宿」6名様宿泊券



⑦国際ソロプチミスト三重賞:小崎 麻莉絵さん(株式会社オアシス 代表取締役社長)
◆ 仕事を持ちながら、地域社会に積極的に貢献する自立した女性のモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに毎年6月に贈呈式を行う国際ソロプチミスト三重賞の受賞権として5万円



⑧ 三重銀行賞:富田 裕美さん【Sakura Berry's Garden 園長)
◆ 女性ならではの視点や経験を生かした起業家モデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びに株式会社三重銀行及び株式会社三重銀総研ホームページへの取組掲載



⑨サティスホーム賞:中川 朝子さん(国立大学法人三重大学 施設部施設管理チーム 係長)
◆ 自身のスキルを活用し、高い気概を持って組織に貢献するモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びにグループ会社のヴィエルジュのエステ無料券(5回分)とハンドクリーム1年分




⑩ 井村屋グループ賞:山田 ロサリオさん(NPO法人日本ボリビア人協会 理事長)
◆ 多文化共生を推進し、ダイバーシティ社会を実現するモデルに対し授与する賞
◆ 表彰状並びにスポーツ羊羹1年分






☆「みえの輝く女子フォーラム2017」の詳細はこちらからご覧ください。
 https://mie-w.com/

☆第一部(基調対談・パネルディスカッション)のアーカイブ動画はこちらからご覧ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=BcDJZ_UQJzk

☆第二部(チャレンジャーズ・アワード2017)のアーカイブ動画はこちらからご覧ください。
 https://www.youtube.com/watch?v=GtHcDLtkK1E
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 男女共同参画班 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2225 
ファクス番号:059-224-3069 
メールアドレス:iris@pref.mie.lg.jp

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