三重県内経済情勢(令和5年3月の指標から)(三重県景気動向指数を含みます)
令和5年5月31日
(景気判断資料)
三重県内経済は、弱い動きとなっている。
1.三重県内経済情勢の概要
【生産】
生産は、減少している。
鉱工業生産指数は、2か月ぶりに前月比減となり、7か月後方移動平均も、前月から小幅に減少し、減少傾向が続いている。
【個人消費】
個人消費は、一部に弱さがみられるものの、全体としては持ち直しの動きがみられる。
大型小売店(百貨店・スーパー)販売額の前年同月比(既存店調整値)は、2か月連続でマイナスとなり、7か月後方移動平均でみても、前月から小幅に減少した。
自動車(新車)登録台数(軽自動車を除く)及び軽自動車(新車)販売台数の合計の前年同月比は、7か月連続でプラスとなり、7か月後方移動平均でみても、前月から小幅に増加した。
【雇用情勢】
雇用情勢は、持ち直しの動きがみられる。
有効求人倍率は1.34倍で、前月を0.07ポイント下回った。
2.三重県景気動向指数の概要
【CI(コンポジット・インデックス)の動向】
令和5年3月のCI(平成27年=100)の速報値は、先行指数102.6、一致指数95.5、遅行指数112.4となった。
先行指数は、前月と比較して3.1ポイント下降した。。3か月後方移動平均 は0.06ポイント上昇し、2か月連続で上昇した。7か月後方移動平均は0.37ポイント下降し、6か月連続で下降した。
一致指数は、前月と比較して3.2ポイント下降した。3か月後方移動平均は0.90ポイント下降し、7か月連続で下降した。7か月後方移動平均は1.30ポイント下降し、4か月連続で下降した。
遅行指数は、前月と比較して1.50ポイント下降した。3か月後方移動平均は1.23ポイント上昇し、3か月連続で上昇した。7か月後方移動平均は0.14ポイント上昇し、3か月連続で上昇した。
【DI(ディフュージョン・インデックス)の動向】
令和5年3月のDIの速報値は、先行指数66.7%、一致指数50.0%、遅行指数85.7%となった。
一致指数(景気の現状を示す指標)は、景気判断の分かれ目となる50%となった。
報告書、統計表のダウンロード
三重県内経済情勢(1919KB)(三重県景気動向指数を含みます)
主要経済指標(統計表)(124KB)
※県内経済に関連の深い指標を、全国値と比較して一覧形式でまとめたものです。
参考
三重県景気動向指数の改定について (763KB)〔令和4年10月3日掲載〕
ご注意
- 三重県景気動向指数は、平成21年4月分の公表から、景気変動の大きさやテンポといった量感を把握できるCI(コンポジット・インデックス)を中心とする公表形態にしております。
- 用語の意味をご確認いただく際には、リンクをクリックして該当ページをご覧いただくか、別途「景気動向指数の解説」のページをご覧ください。
