令和07年07月01日
没後90年 橋本平八展

画像: 橋本平八《花園に遊ぶ天女》 1930年 東京藝術大学大学美術館蔵
日時 2025年8月2日(土曜)から10月13日(月曜・祝日)まで
午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 三重県立美術館 企画展示室 (津市大谷町11)
料金 一般1,000(800)円/学生800(600)円/高校生以下無料
※( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金
問い合わせ先 三重県立美術館
TEL:059-227-2100〈代表〉
FAX:059-223-0570
内容
橋本平八(1897から1935)は、現在の伊勢市出身の彫刻家。伊勢で彫刻の手ほどきを受けた後、上京して佐藤朝山(さとう ちょうざん)に木彫を学びました。
25歳にして《猫》が日本美術院展に初入選を果たすと、その高い技術と才能によりたちまち注目を集めます。29歳で帰郷した後も、《石に就(つい)て》などの意欲作を次々に発表しました。その活躍は「木を持たしては橋本君」と評されるほどでしたが、惜しくも1935(昭和10)年に亡くなり、38年の生涯を閉じました。
生涯のほとんどを故郷の伊勢で過ごした橋本平八は、周囲の豊かな自然に刺激を受け、古代彫刻や古今東西の哲学に学びながら独自の思想を深めました。自然や生命の神秘について洞察を重ねた作品の数々は、今もなお多くの人を惹きつけています。
15年ぶりの回顧展となる本展では、代表作と資料から生涯をたどり、橋本平八の創作世界に迫ります。