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沖縄「三重の塔」


 

 「三重の塔」は、沖縄県糸満市の「摩文仁の丘」(沖縄県営平和祈念公園内)に建立された、
三重県出身の戦没者を祀る慰霊塔です。


(概要)
・所 在 地   沖縄県糸満市摩文仁  沖縄県営平和祈念公園「摩文仁の丘」
・建立年月日   昭和40年6月26日
・合祀者数    約53,000柱
         (沖縄戦戦没者2,600柱、南方諸地域31,300柱、その他地域19,100柱)
・設置及び管理者 三重県
         ※ 維持管理業務は、公益財団法人沖縄県平和祈念財団(沖縄県営平和祈念公園の指定管理者)
           に委託。

 
          「三重の塔」区域 「摩文仁の丘」園路からの入口
 (摩文仁の丘には、三重県を含む32府県の慰霊塔が建立され、各々が区域とされています。)

 
                    碑文石

〔碑 文〕
 鳴呼 国破れて山河あり。人は逝いてその名をのこす。
 すぐる第二次世界大戦において、ここ本土内激戦終焉の地沖縄に祖国の発展を祈りつつ草むす屍と化せられし勇士は申すに及ばず、広く異国の山野にまた南海の孤島に玉の緒絶え給いし本県出身戦没者五万有余の勇士は、三重の男の子の誇りを胸に秘めて祖国日本の守り神世界平和の礎となり給う。その高く尊き勲は鈴鹿の山の嶺より高く五十鈴の川の流れ尽きざる如く末永く称えられん。
 この諸霊を祀らんと沖縄戦没者友の会の提唱により、県に三重県戦没者沖縄慰霊塔建立委員会を設置し、広く県民の浄財を集め市町村はじめ各種団体等の協力のもと、一五〇万県民の尽きぬ平和への祈りを郷土の山の仙石に刻みて、ゆかりの地摩文仁の丘にこの碑を建立す。
 ここに謹みて慰霊のまことを永く後世に伝うると共に、沖縄と三重県との親善友好に寄与することを願う。
  昭和四十年六月
    三重県戦没者沖縄慰霊塔建立委員会
     会長 三重県知事 田中 覚
 

 
         常夜燈                   手水鉢

 
     石橋と「三重の塔」前庭         休憩所(あずまや)(平成5年度設置)

 
 「摩文仁の丘」園路からのスロープ入口       「三重の塔」前庭へのスロープ
                 (平成21年度設置)
 

「摩文仁の丘」と都道府県戦没者慰霊塔

 

沖縄県営平和祈念公園 全景(奥側の海沿いの丘陵が「摩文仁の丘」)


 沖縄は、太平洋戦争において、苛烈な地上戦が繰り広げられた地であり、軍人等のみならず、多くの住民も犠牲になられています。 
 なかでも、この「摩文仁の丘」は、沖縄戦における最後の戦闘の地として、決して忘れることのできない場所です。 

 終戦から約20年が過ぎてなお、沖縄がアメリカ合衆国の統治下にあった昭和40年前後には、各都道府県の戦没者を祀る慰霊塔が、摩文仁の丘等に建立されました。 
 「三重の塔」は、昭和40年6月に三重県が建立し、沖縄や南方諸地域等で尊い命を落とされた三重県出身の戦没者を祀っています。

 「摩文仁の丘」以外の場所へ慰霊塔を建立している都道府県もあります。
 各都道府県の慰霊塔については、沖縄県営平和祈念公園のホームページ(各都道府県慰霊塔・碑一覧)をご参照ください。


 

「三重の塔」における戦没者の慰霊式

 
 「三重の塔」では、三重県出身の戦没者の慰霊式を行っています。
 慰霊式は、昭和53年度以降、三重県遺族会の主催で、原則年に一度、執り行われてきたところです。
 戦没者遺族の高齢化が進む中、令和3年度からは三重県の主催で慰霊式を行い、犠牲となられた方々の慰霊を続けていきます。
 また慰霊式には、三重県、三重県議会、三重県遺族会の代表をはじめ、地元の沖縄県、沖縄県議会、糸満市、沖縄県遺族連合会及び沖縄県平和祈念財団からも参列をいただいています。
 ※ 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、慰霊式の開催を中止いたしました。

 令和4年度は、令和4年11月7日(月)に開催しました。(午前10時から11時)
 慰霊式の模様については、次のページ(Youtube)から視聴できます。
  https://youtu.be/h1il87I3Cvw

 
 
     令和4年度の慰霊式の模様         知事の式辞を代読する服部副知事
 

沖縄をお訪ねの際は、是非ともお立ち寄りを

 
 令和4年5月15日には、沖縄が本土に復帰して50周年の節目を迎えたところです。
 そして令和7年には、戦後80周年及び「三重の塔」建立60周年の節目を迎えます。
 
 「摩文仁の丘」に隣接する「平和の礎」(いしじ)は、太平洋戦争・沖縄戦の終結50周年を記念して、平成7年6月23日に建設されたものです。
 沖縄戦における国内外出身の戦没者(民間人を含み、沖縄県出身者は、沖縄戦以外での戦没者も含む。)約24万人の刻銘がされ、三重県出身の戦没者も、令和4年6月現在、2,728人が刻銘されています。
 なお「三重の塔」には、戦没者個人の刻銘はありません。

 
         平和の礎

 また沖縄県営平和祈念公園内には、各都道府県の戦没者慰霊塔、平和の礎のほかにも、戦争の記憶を残すとともに、平和を祈る施設として「沖縄県平和祈念資料館」「沖縄平和祈念堂」「国立沖縄戦没者墓苑」などがあります。
  
 沖縄をお訪ねの際には、ぜひお立ち寄りいただき、戦争で尊い命を落とされた方々に想いをいたし、平和の尊さを感じていただきたいと思います。

※ 沖縄県営平和祈念公園内の施設については、同公園のホームページを参照してください。
  なお、下の図は、同ホームページ内の「三重の塔」のページに掲載されているものです。


 
 沖縄「三重の塔」リーフレット(PDFファイル)
 

交通手段・連絡先

 那覇空港から、
 〔バス〕   ①那覇(バスターミナル) → 糸満(バスターミナル)線
        ・バス番号 89番  ・料金(片道)590円  ・便数 20分に1便程度
        ②乗り継ぎ 糸満(バスターミナル) → 玉泉洞線(平和祈念堂入口下車)
        ・バス番号 82番  ・料金(片道)480円  ・便数 1時間に1便程度
 〔タクシー〕 ①那覇(バスターミナル) → 糸満摩文仁(平和祈念公園)
        ・距離 約18km  ・料金(片道)約3,500円

 詳しくは、沖縄県営平和祈念公園(公益財団法人沖縄県平和祈念財団)にお問い合わせください。
 ・電話   098-997-2765
 ・FAX  098-997-2767
 ・Eメール heiwakinenzaidan@heiwa-irei-okinawa.jp
  

本ページに関する問い合わせ先

三重県 子ども・福祉部 地域福祉課 保護・援護班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁2階)
電話番号:059-224-2286 
ファクス番号:059-224-3085 
メールアドレス:fukushi@pref.mie.lg.jp

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