みえ福祉第三者評価制度について
みえ福祉第三者評価制度のポイント
「みえ福祉第三者評価のポイント」として4つの特徴があげられます。
1点目は、「改善志向」の制度であるということです。
評価を実施することにより、施設が自らのサービスを改善していける制度を目指しています。
2点目は、施設が実施する「自己評価を重視」する制度であるということです。
自己評価重視の制度であることで、施設自らが提供しているサービスを点検・見直しすることにより、「気づき」につなげ、1点目で述べた改善につなげていくことが可能となります。
3点目は、自己評価においては「職員と管理者による評価」、つまり施設全体、組織全体で自らの提供するサービスを評価し、改善につなげることを目指すということです。
4点目は、「施設の強みがアピール」できる制度であることです。
施設が持つ特徴、優れている点を積極的に評価、アピールすることにより、この評価制度への積極的な取り組みを促進するとともに、施設が持つ特徴を明確にすることを目指します。
みえ福祉第三者評価の流れ
①三重県へ受審申込をします。
②自己評価委員会のリーダーを選出し、県が実施する受審事業所事前研修(旧 自己評価リーダー研修会)を受講します。
③評価機関が施設内に設置された「自己評価委員会」(各職種から複数で構成された自己評価を行う委員会)に、自己評価票を送付します。
④自己評価委員会の委員は、この自己評価票に基づき各自が自己評価します。
⑤各自が自己評価した評価票を委員会にて協議し、施設としての最終評価結果を作成します。このプロセスが重要です。
⑥自己評価委員会はこの集約した自己評価(施設最終評価)結果を、評価機関に送付します。
⑦評価機関は施設から提示された自己評価結果(利用者、職員、家族等へのアンケート等)を分析し、疑問点・課題などを明確にしたうえで、施設への訪問調査を行います。
⑧評価機関は訪問調査において、疑問点・課題などを自己評価委員会と議論・協議を行なったうえで、第三者評価結果を出すとともに、施設は評価機関の助言を得て、改善計画を出します。
⑨第三者評価結果と改善計画は評価機関から県に報告されます。
⑩県はこれらを公表するとともに、評価機関、施設もさまざまな手段で公表することとしています。
みえ福祉第三者評価の養成研修事業
- 受審事業所事前研修(旧 自己評価リーダー研修会)
- みえ第三者評価調査者養成等研修会(年1回)
評価調査者の主な要件
福祉経験者(保健・医療・福祉関係の直接業務3年以上の経験者)、評価経験者(評価調査・経営相談等の直接3年以上の経験者)、各1名以上、計2名以上で評価を行わなければなりません。
また、いずれの者も三重県主催の「みえ福祉第三者評価研修」を修了することが必要です。